自分の症状に一致する項目や、気になるキーワードや症状があれば
改善・克服するための参考にしてみてください。

病院や開業医さんはもちろんですが、
保険診療が受けられる治療院、
自由診療の治療院、
鍼灸あんま系の治療院、
カイロプラクティック系治療院など
様々なジャンルの民間療法が存在します。

優劣をつけても問題解決にはなりません。
病院には病院の役割があり、
民間療法にもまた、それぞれの役割があります。

それがレントゲン技師と整体師を
合計で約30年やってきた実感です。

今の自分の症状やステージに合わせて
ゴールをどこに設定するか
選択肢は変わってきます。

大切なことは…
どのツールを選択して上手に利用するか。
今の自分の状態には、
どれが適切なのか。

それを見極めて
自分の欲しい未来を手に入れてください。

そんな選択のお役に少しでも役立てていただけたらと思い
自分の経験をもとに「よくある症状」「病態」「対処法」などをまとめてみました。

あきらめずに一緒に笑顔を手にしていきましょう。

※情報量が多いため、折りたたんでます。
項目右の+や−をタップ(クリック)して、見やすくしてご覧ください。


キーワード別
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体の悩み以外、様々な角度から「人生をすこやか」にしていくための情報サイト

頭首

体の「司令塔」。心臓や内臓など「自律神経」が担当する勝手に動く不随意運動は例外として、脳の命令がないと体は働きません。それくらい大切な場所が「頭」で、その重さはボーリングの球くらい約6kgほどもあります。それを細い首が支えてくれています。
肩より上で起こる不調や症状は、イラストの木と同じで土の下にある、目に見えない根っこの部分が大切になります。葉っぱや枝、幹だけを見ていても根本的に解決しないということです。
また、統計的にも肩首周りはメンタル状態をすごく反映する場所でもあると言われているので、不調の改善には体からと、心(思考)からの両方からのアプローチが必要な場合があります。
当サロンでは、そのあたりも考慮した施術プログラムを提供しておりますので、まずは、お気軽にご相談ください。

頭痛
  • 偏頭痛、緊張性頭痛がおこる
  • 頭がスッキリしないことが多い
  • 雨など湿度や気圧で頭が痛くなる
  • 頭と首の付け根がこって、痛くなることが多い
  • こめかみ周辺や、目の奥が痛くなることが多い
  • 頭全体がダル重く痛い
  • 頭の一部分がたまにチクっといたくなることがある

頭痛はいろいろな原因が重なり合って起こる場合が多く、原因の特定が難しい症状でもあります。まずは、「脳神経外科」が専門性が高いので、相談するようにしてみてください。
頭痛の7〜8割が緊張性頭痛と言われています。その場合、関係する筋肉の緊張を解放してあげると頭痛はおさまります。ただ、偏頭痛の場合は血管から始まる痛みの場合が多いので、薬で血管を拡張してあげたりする方が早い場合もあります。緊張性頭痛と偏頭痛が両方混ざっている場合だってあります。
また、神経からくる痛みも存在します。
まずは、筋肉の緊張を解放してあげることが一番の解決策になり、それでも改善しない場合に次の手を考えます。
大切なことは、原因を特定していって可能な限り取り除いていくことです。
そうしないと一時は楽になっても、繰り返すだけのことなので、イタチごっこになり、たいていの場合は悪化していきます。
気圧や湿度の変化でも頭痛は起こる場合があります。それくらい、いろいろな原因が積み重なって頭痛という症状を出しますので、玉ねぎの皮をはいでいくように、ひとつずつ原因を潰していき、どうしようもない天候などに関しては、自分の免疫力や許容範囲を少しでも増やしていく方法を取っていくしかありません。
当サロンでは、その辺りまで考えてサポートさせていただいております。ご相談ください。

寝違い
  • 朝起きてから首が痛い
  • 首が回らない
  • 背中や胸の奥が痛い瞬間がある

「寝違い」というくらいですので、何もしていないのに、朝起きたら急に首が痛くて、動きに制限がかかってしまう症状です。
首が回らなかったり、体勢によって首や背中、胸の奥などに激痛が走ったりします。
直接の原因は寝ている時に背骨にゆがみやネジレが起こって、筋肉を引っ張ることで痛みが起こります。
そういう理由で、たとえ首が痛くても首だけをケアしても根本的に良くなりません
たいていの場合は上部胸椎(肩甲骨の辺り)のネジレからくる場合が多いので、場所を特定して矯正することで根本的に改善させることができます。
不安な方は「整形外科」「外科」に相談してみてください。
寝違い発症時に来ていただければ、たいていの場合、1回で痛みの8〜9割は楽になります。残りは過ごしていると無くなっていきます。
ひと晩寝れば治る場合は問題ありませんが、2日以上続く場合は背骨のネジレがひどいので、放っておくと長引くことがほとんどですので、早めに対処されることをオススメします。ご相談ください。

顎関節症
  • 痛くて口が開けれない
  • 鏡で見ると顔がゆがんでいる
  • 食事などで口を開け閉めすると音が鳴る

顎関節症は男性よりも女性に多い傾向にあって、痛みをともなう症状は10〜20代に多いと言われています。
顎関節症とひとことで言っても、細かく分類されています。痛みがなくても、見た目がゆがんでいたり、音がしたり、口を大きく開けれないだけでも、既に顎関節症を診断される場合があります。
逆に言えば、痛みを感じる場合は、重症度が高いと判断して早めに対処されることをオススメします。
予備知識として、顎関節症は「歯科」または「口腔外科」が専門になります。
ただ対処はできても原因を取り除かないと再発するだけですので、なぜ!?顎関節症になったのかを知り、日常から気をつけることが大切です。
口を開ける時は顎の関節が外れて開きます。閉じると元の位置に戻ります。あまり強くない関節ですし、最近は硬いものを食べる食文化が減ったので、どうしても顎の関節が早く弱ります。
歯の噛み合わせを調整して、しっかり噛めるようにしたり、食事をよく噛んで食べることで顎関節症を防ぐ一要因になります。
また、日常の姿勢や使い方に大きく影響を受けることも分かっています。
例えば、食事の時に顔を真っ直ぐに向けて噛まずに、横の人と話したり、横にあるTVを見ながら噛むだけで、それが頻繁に続くと顎は簡単にズレてきます。体のゆがみだけでもズレるくらいですから…
当サロンでは、顎関節に影響を与えるゆがみを調整するのは、もちろんですが、自分で矯正したり、痛みを和らげるセルフケアなども伝えさせていただいてます。
痛みを取ったり、一時、原因のゆがみを矯正することは可能ですが、毎日の習慣が顎に負担をかけているのですから、セルフケアなど日々の意識こそが、より大切になるのが顎関節症です。

耳鳴り
  • 常に耳鳴りがする
  • 静かになると耳鳴りが気になる

耳鳴りは原因が特定しにくい代表格です。
本当にたくさんの原因が関係する症状なのです。例えば、気圧湿度ストレスを感じただけでも鳴ったりします。
それだけでなく、ある程度の年齢になると、体の様々な部分の機能が低下していくので、大なり小なり誰もが鳴っていると言っても過言ではありません
その音が気になるか?気にならないか?ってレベルだと思っておいてください。
ただ、耳鳴りを軽く考えないように注意してください。特に今までたいして感じなかったのに、急に起こる耳鳴りは、緊急を要する場合が多く、突発性難聴などであれば早く対処するかどうかでその先の人生が決まります。
おかしいと思ったらまずは「耳鼻科」に相談してください。耳が原因でなければ、適切な科を紹介してくださいます。
当サロンでは、ゆがみや緊張からくる耳鳴りは改善することが可能です。
ただ、あまりにも原因が多く重なる場合がほとんどですので、根本的な改善まではサポートできない場合が現状です。
とりあえず、少しでも楽になりたい時はご相談ください。

体幹

体幹とは、「頭首、手足」以外のいわゆる胴体の部分です。体の幹と書くくらいなので、体を支える要(かなめ)になっています。手足は「枝」のようなものだと考えてください。
「体のコア(体幹)が大事」「インナーマッスルが大事」などピラティスをはじめ、筋トレやダイエット、ボディケアエクササイズ全般でも重要視していますよね。
当然のことで、「骨盤」が家の「基礎」の部分で、「背骨」が「大黒柱」となって体を支えます。そして、心臓、肺、腸など大切な臓器は全て、この体幹の部分にあります。
筋肉は全身で約600くらいだと言われてますが、体の中心に近付くほど筋力は強く、中心から離れるほど筋力は弱くなります。手足より体幹の筋肉の方が強いということでもあります。
しかもこれら約600の筋肉は「筋膜」という膜で全てつながっています。例えるなら、全身が国道や県道でつながっていて、関節が交差点という感じです。
ですから体幹で起こる不調は手足に影響を強く与えますし、手足の不具合が体幹にも影響を与えます。国道や県道を通して、全身はお互いに影響を与え合っていると考えることが、不調を改善していく上で大切になってきます。
また違った視点から見ると、骨は体を支える役目がありますが、自分では動けません
ゴムのような筋肉が縮んだり、伸びたりしてくれるので、骨は動くことができます
つまり、偏った筋肉だけが縮むと骨はズレてしまうということでもあります。
もし、家の基礎である骨盤や、大黒柱の背骨がズレるとバランスが崩れて家を支えられなくなります
それだけでなく、体幹がゆがむと、中にある内臓にも様々な影響を与えてしまい、不具合を起こしやすくします。最近の研究から猫背は「精神状態」にも様々な影響を与えることもわかっています。体のゆがみが増えることで、生きていくために不利益なことがたくさん起こるということです。昔から「姿勢が大事」と言われるのは、これが理由です。決して見た目だけの問題ではないことを念頭においてみてください。

腰痛
  • 朝の起きがけ、座っていて立つなど、動き始めが痛い
  • 草むしり、洗い物、立ち仕事など中腰が痛い
  • 靴下を履いたり、床のものを取ろうとしたり、背中を丸めると痛い
  • 洗濯物を干したり、上の棚のものを取ったり、背中をそらすと痛い
  • デスクワーク、車の運転など、じっと座っていると痛くなってくる
  • 重いものを持つと痛い
  • 振り向く動作をすると痛い
  • 仰向けなど、寝ていても痛い
  • ふとした瞬間に痛くなることがある
  • 何もしていなくても、常にダル重い

世界的に見ると日本は「腰痛大国」だと言われるほど、腰痛でつらい想いをされている国民が多いです。「肩こり」と共に「日本の2大不調」だと言えます。その数はどちらも、国民の60%以上というデータが出ています。
男性のダントツ1位が腰痛、女性の1位が肩こり、2位が腰痛でいい勝負という感じです。
ちなみにアフリカなど、自然の中で暮らす狩猟民族などは、打撲でもしない限り腰痛という概念はなく、腰痛で悩むということがないそうです。
腰痛で困った場合、まずは「整形外科」なのですが「確定診断」といって「あなたは○○が原因で腰痛になりました」というハッキリとした原因が分かるのは全体の約30%だと言われています。約70%はお医者さんでも腰痛の原因が特定できないというのが現実です。それくらい、いろいろな原因が重なって腰痛は起こるということでもあります。
原因が分からなければ患者さまは納得しないので、「年齢・体重・筋力」の3点セットのどれかを理由に納得させておられるのが現場での本音と言えます。
整形外科的に問題がなければ、内臓など内科的にも見る必要がありますし、それでも問題なければ心療内科でストレス的な部分にアプローチすることもあります。
こういった理由で、ただの腰痛と簡単に考えるのではなく、いろいろ可能性を検証して原因を特定していくことが大切になるということです。
私が腰椎椎間板ヘルニアを経験したり、のべ3万人以上の方々の不調を回復に導いてきた経験から、腰痛を訴えられる方の多くが、次の3つくらいの原因に絞れます。
ゆがみや偏りなど、バランスが崩れることで、筋肉が悲鳴をあげる
自分の筋力の能力をこえて使い過ぎて筋肉が悲鳴をあげる
使わなさ過ぎて筋肉が固まり、固まった筋肉を動かすことが痛い

もっと、簡単に説明すると骨格や筋肉のケアで、ある程度の腰痛は改善できるということです。
それは腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症を診断されていたとしても、多くの場合、骨格や筋肉のケアで改善が見込めます。実際、私がそうだったように…
もちろん、緊急で対処しなければならない場合もありますので、安心のために整形外科に診てもらった上で、それでも解決策が分からなかったり、良くならない場合は、骨格や筋肉の調整が効果的なので、当サロンにご相談ください。

ギックリ腰
  • 何か物を持ち上げようと思った瞬間に痛みが走った
  • トイレやイスから立ちあがろうとした瞬間にギクっとなった
  • 中腰になったり、振り向いた瞬間にギクっとなった
  • 朝目覚めたら痛くて動けなかった
  • 何もした覚えがないのにだんだん痛くなり動けなくなった

ギックリ腰は俗称で、病名的には「急性腰痛」といいます。「魔女の一撃」なんていう別名もあるくらい、いきなり激痛に襲われます。最悪ですよね。
ただ、ギクっと急に起こる場合と、ゆっくり静かに起こる場合もあるので、覚えておいてくださいね。
急性腰痛とは、背骨が不安的な状態で負荷がかかることで、背骨が足首のように捻挫を起こすイメージです。
ですから捻挫の部分には炎症が起こりますし、急に起こった異常事態に周辺の筋肉がビックリして、縮んで固めて、捻挫の部分を守ろうと必死になります。
この必死になっている固まった筋肉が痛みを出しています。あまりにも必死で、しかもおびえているので、腫れ物を触るような感じで、ちょっと触っても、ちょっと動いても、激痛で悶絶してしまいます。
対処の方法は、まず痛いと感じる動きや体勢は避けて、安静にすることと、ビックリしておびえている筋肉を安心させるために、ゆるめることです。
ゆるめることで、とりあえず痛みは無くなりますが、恐怖の記憶がまだ残っていますので、動きによってはまたギクっとなって身を守ろうとしてしまいます。
ですから、痛みが和らいだ後は、体の声を聞きながら、痛くない範囲で少しずつ動いていくようにしてください。
安静にし過ぎると、筋肉が固まっている時間がのびて、恐怖の記憶も定着してしまい、治るのに時間がかかってしまいます
ポイントは痛くない範囲で、可能な限り動かしてあげることです。少しも動けないくらい痛い場合は、痛みを出している筋肉をゆるめてあげて、動ける環境をつくっていってあげることです。
そういう理由で、ギックリ腰になったなら、少しでも早く当サロンにお越しください。
とりあえず痛みを和らげて、少しでも動けるようにさせていただきます。
炎症も同時に起こしてますので、炎症がある間は、スッキリとまで楽にはなりませんが、筋肉の緊張をゆるめることで、炎症も早く治りやすいと経験上、感じてますので、まずはお越しくださることをオススメします。
最後に、ギックリ腰は上に書いたような典型的な理由で起こっている場合だけではなく、腰椎椎間板ヘルニアなど、他の症状も同時に起こっている場合も少なくありません
他の不調と同じで、いろいろな原因が重なった結果、ひとつの症状を自覚して気付くだけだからです。
それが理由に、日常から腰に負担の少ない方は、あまりギックリ腰になりませんし、なる方は普段から腰に負担がかかっているということでもあります。
私が腰椎椎間板ヘルニアになった時も、数年に一度しかギックリ腰は起こさなかったのに、1年に1回起こすようになり、1年に2回起こした後にヘルニアになりました。
また、暖かくなる時期、寒くなる時期など、季節の変わり目は、体がなかなか順応できず、背骨も不安定になりがちなので、寝違いやギックリ腰が多い時期でもあります。
一度でもギックリ腰を経験されたことがあるなら、どうか日常からの体の使い方を見直してみる機会にされてみてはいかがでしょうか。

肩こり(巻き肩含む)
  • たまに頭痛や吐き気がするほど肩がこっている
  • 肩におもりを乗せているように全体が重い
  • 首からスジ張っている感じで痛い
  • 頭を動かすと引っ張れて肩が痛い
  • 肩首が締め付けられるように痛い
  • 呼吸がしづらいくらい肩が詰まる
  • 右と左の肩の高さが違う
  • 周りから猫背と言われたり、巻き肩だと自覚している
  • 肩こりの自覚はほとんどないが、美容室など他人に触られた時にかたいと言われる

肩こりは腰痛とセットで「日本の2大不調」です。特に女性に関しては肩こりが1位で腰痛が2位です。
「頭首」の項目でもお話させていただきましたが、頭は約6kg、ボーリングの玉くらいの重さがあり、片腕が約2〜3kgありますので、合計10kg以上の重さを肩は支えているということになります。悲鳴をあげるのも無理もないと言えますよね。
頭首と連動した原因で症状が起こりやすいので、一緒に「頭首」の項目を参照ください。
日本の女性は男性に比べて筋力が弱い場合が多く、肩も落ちがち(なで肩)で、胸があるため巻き肩にもなりやすいなど、不利な条件が多いのも原因のひとつかも知れません
若い女性を中心に、スマホの普及やテレワークが増えたことも、加速の原因になっている可能性が高いです。
また、肩首周辺は、消化器に次いでストレスの影響を反映する場所でもあります。
不安、怒り、恐怖など、メンタル的なストレスでも感情的に肩をすくめたくなって、肩こりを誘発します。
よく「借金で首が回らない」という言い方をしますが、これは、借金というメンタル的な不安や恐怖が肩をすくめ、うつ向く回数を増やして肩や首がガチガチに固まり、肉体的に本当に首が回らない状態になることから、そんな言葉が生まれたのだと思います。
また、既にお伝えしたように重い頭や腕を支えているので、肩周辺の筋肉は常に頑張っているにも関わらず、コリを感じない方も多くおられます。
感じないということは、つらい想いをしなくて済むので、幸せなことなのですが、他人からかたいと言われたなら要注意です。
感じていないだけで、肩周辺の筋肉は頑張っている証拠なので、ほぐすなどして対処しないと、いずれ限界がきて他の場所に症状として現れてきます
筋肉が良い状態であれば、決してかたくはありません。使っていない時はやわらかいのが健やかな筋肉だと覚えておいてくださいね。
当サロンは「肩首周り」が得意ですので、スッキリ、楽になりたい肩はお越しください。日常、自分でできるセルフケアもお伝えしております。

肩甲骨こり
  • 肩の後ろ側が痛い
  • 肩甲骨の内側(背骨横あたり)が痛い
  • 脇腹の上の方が痛い

「肩甲骨こり」という言葉は一般的ではありませんし、肩こりとの区別が難しいのですが、肩こりが重症化すれば肩甲骨まわりがカチカチになっているとイメージしてもらうといいです。
もちろん、先に肩甲骨が動かなくなることで、肩こりにもなりますので、肩こりとセットで理解しておいてもらえると良いのですが、イラストの赤い部分が悪さをしている筋肉たちです。
僧帽筋などの肩こり筋のさらに奥にある肩甲骨を動かしている筋肉です。
肩の前にある自分でも触ることができる鎖骨と肩甲骨はセットになって動きますが、腕をおおよそ90°くらいまで上げなかったり、遠くに手を伸ばさなかったり、手を後ろに回さない限り、あまり動くことはありません
逆に、そういう動作をしたければ肩甲骨が動かないと出来ない動作でもあります。
本来、首の下のくぼみ(胸鎖関節)でしか腕は体にくっ付いてませんので、鎖骨、肩甲骨、腕は自由自在に動かすことが可能なのです。
上に書いたような動作をする時は、肩甲骨がまるで天使のように翼を広げてくれると可能になるということです。イメージできますでしょうか?
そういう理由で、肩甲骨が固まって自由自在に動かないことは致命的なことで、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。
そうさせないためにも、イラストの赤い筋肉たちを柔らかくしておいてあげる必要があるということです。
自分で肩甲骨を動かす体操やストレッチをするのも効果的ですが、自分では手の届かない部分でもありますので、他人の手でイラストの赤い筋肉たちをゆるめてあげるだけで、肩ってこんなに軽かったっけ?と言いたくなるくらい、肩周りが軽くなりますので、体感しにお越しください。

背中のハリ・痛み
  • この部分ってことはないけど、背中が全体的に張っている
  • いつもこの部分が…ということはなく色々だけど背中が痛くなることがある
  • 背中に何か乗っているかのように重くてダルい

このような症状の原因には、背骨や肋骨、内臓の可能性があります。
一番多いのは、背骨が曲がってしまい猫背が慢性化することで、背骨を支えている筋肉が常に緊張して固まり痛みやダル重さを出すケースです。
また、胸椎(肋骨がくっ付いている背骨)と腰椎のつなぎめに負担がかかることが多く、背骨の圧迫骨折は、この部分で起こる場合がほとんどです。
また、肺や腎臓からくるハリや痛みの場合もありますので、長く続く場合は一度「整形外科」「外科」「内科」などで相談して、適切な検査をしてもらうことで安心できると思います。
それでも解決しない場合は、上に書いたように、背骨や肋骨の状態からくる筋肉の慢性疲労ですので、筋肉の緊張をゆるめてあげたり、骨のゆがみを矯正してあげることで、楽になる場合がほとんどです。
それでも改善しない場合は、精神的な疲労も考慮しないといけなくなるので、玉ねぎの皮をはいでいくように、一つずつ解決していきましょう。まずは、ご相談ください。

背骨のゆがみ(円背、猫背、側弯含む)
  • いつも猫背だと言われたり、自覚している
  • 猫背かどうかは分からないけど、姿勢が悪いことを自覚している
  • お医者さんから背骨がゆがんでいると言われたり、側湾症だと診断されたことがある
  • 背骨の圧迫骨折を起こしたことがある
  • アゴが前に突き出して、肩甲骨あたりの背骨がふくらんでいるみたい
  • 前屈すると背中のふくらみに左右差がある
  • 鏡で自分を見ると左右どちらかに傾いている
  • 鏡で自分を見た時に鎖骨や肩の高さが違う

背骨は「体幹」の項目の部分でもお話したように、骨盤が家の基礎だとすれば、背骨は家の大黒柱です。体という家を支えるための大切な部分です。
「頭首」の項目でもお話したように頭と腕の重さを合計すると10kgを超えます
そんな重い頭腕を支えるために、車のサスペンションのように背骨も重さを分散しようとしてくれています
背骨を横から見ると英語の「S」の形に曲がっているのですが、これを「生理湾曲」「S字カーブ」ともいい、首は反って、胸は丸まって、腰はまら反って、お尻は丸まる感じになっています。
本来、これが正常で健康な状態なのですが、いろいろな理由で、この生理湾曲がくずれて体のクッション性能が落ちる状態が起こると、体にさまざまな不調や症状を起こします。もちろん、見た目も悪くなります。
まれに先天的に生まれた時から、背骨がゆがんでいる場合がありますが、ほとんどの場合は日常の生活の中で、少しずつ蓄積してゆがんでいきます
ゆがみが度を超えると、背骨の圧迫骨折なども起こり、動けなくなります。
辛いですよね。
最も多いのが前後にゆがむ猫背なのですが、最近の研究で猫背になってお腹側が圧迫されることで、内臓や自律神経はもちろん、メンタル的にも悪影響がたくさん出ることが分かってきています。
見た目も悪くなるだけでなく、いろいろな不利益を防ぐために、痛みを感じなかったとしても、生活に支障がなかったとしても、少しでも早めに対処されることをオススメします。病院であれば「整形外科」です。
ゆがんだ状態が長く続くと、骨や関節が癒着を起こして固まったり、改善するための時間も長くなるからです。
既にお伝えしたように、先天的な場合を除き、ほとんどの場合が日々の体の使い方の積み重ねが起こす症状ですので、1回で修正はある程度できますが、日常に戻るとすぐに元の状態に戻ってしまいますので、日々の意識こそが大切だということをご理解ください。
日常で気を付けることや、自分でできるセルフケア方法などもお伝えしておりますので、背骨が固まる前にご相談ください。

肋骨周辺の痛み(脇腹含む)
  • 肋骨の下、脇腹寄りの部分が痛い(チクチク・ドーンなど)
  • みぞおちの下のあたりが痛い
  • 心臓のあたりが痛い
  • 場所が変わったりするが肋骨が痛い
  • 何もしないと痛くないが、押さえたり、さわったりすると肋骨が痛い

脇腹を含む「肋骨が痛い」と感じた時の原因のほとんどは「肋間神経痛」の場合が多いです。
あまりにも痛くて「骨折」したのかと心配される方もおられます。肋骨の下の方は「肋軟骨」というやわらかい骨でできていて、加齢と共に骨が弱くなり、その軟骨が欠けたり、折れたりする場合もあります
肋骨の場合は、外傷などのひどい骨折を除いて、折れたからといって、処置することもできず、リブバンドを巻いて固定しながら、骨がくっ付いたり、痛みが落ち着くのを待つことしかできません
心配な場合は「整形外科」に相談されると良いと思いますが、骨折からくる痛みであっても、肋間筋や骨折部分に関係する筋肉をゆるめてあげることで、痛みはかなり軽減しますので、万が一、骨折していたとしても当サロンにご相談ください。
ほとんどの場合が骨折ではなく肋間神経痛からくる痛みですので、神経の興奮を少しでも抑えてあげたり、痛みから身を守ろうとして固まった筋肉をほぐすことで、つらい想いを少しでも和らげることができます
適切な対応をすれば、一生、痛みが続くということはありませんので、あきらめずにご相談ください。
当サロンでは、肋骨周辺の痛みが改善しなかったことはほとんどないです
最後に心臓のあたりの痛みも肋間神経痛の場合がほとんどなのですが、心臓の不具合からくる場合もありますので、心臓あたりの痛みを感じた場合は、念のため「循環器内科」の受診をオススメします。

腹部周辺の痛み(内臓系・胃痛・生理痛含む)
  • 胃が痛くなることが多い
  • 脇腹など、お腹が痛くなることが多い
  • 生理痛がいつもひどい

腹部周辺の痛みの場合は、ゆがみや筋肉からくる痛みなのか、内臓からくる痛みなのかを判断する必要があります
肋骨の下あたりなら、肋間神経痛からくる痛みみぞおちの下などお腹の真ん中上半分の場合は胃からくる痛みが多いです。
また、腸が直接痛みをだすことはほとんどないのですが、腸を支えている「腸間膜」という膜があって、それは固まったりするので、痛みの原因になる場合があります。
盲腸など、お腹の手術を一度でも経験さたことがあるなら、必ずと言っていいほど、腹膜や腸間膜が癒着して固まっていますので、いろいろな痛みが出やすくなっています。
腸が疲労していたり、自律神経が乱れていたりすると、便秘になったり、腸間膜が固まって痛みを出したりします
また、おへその周辺もかたくなりがちで、奥には膀胱もありますし、女性の場合は子宮があります。違った視点から見ても、武術やスポーツでは特に大切な「丹田」や、ちょっとスピチュアルな話をすると、「第3チャクラ」もこのあたりにあります。体の機動力や能力の中心としての丹田、体のエネルギーの交差点でもあるチャクラがある部分。いろいろな理由で、おへそを中心とした、お腹はやわらかくしておいた方がいいです。
痛も生理痛もほぐすことで、かなり楽になりますので、ご相談ください。

股関節痛(変形性股関節症含む)
  • 先天性股関節脱臼だと言われたことがある
  • 変形性股関節症だと診断されたことがある
  • 脱腸(鼠径ヘルニア)だと診断されたり、手術の経験がある
  • 人工関節の手術を受けた経験があり、痛い
  • 股関節の前が痛くて歩けない、脚が伸びない
  • 左右対称に足が出ず、かたよった歩き方になる
  • 股関節の横側足の付け根あたりが痛い
  • お尻の奥が痛い

股関節は「最も大きい関節」です。
背骨の土台となる骨盤に窪みがあって、しっかりと噛み合って体の機動力と安定を生み出す場所です。
お相撲さんは、あんな大きな体をしていても「180°開脚」「シコ」の姿勢が取れます。股関節がやわらなくないと、そんな姿勢は決して取れません。そこまで股関節をやわらかくすることにこだわるかと言うと、身体能力を最大限に使うためには、それくらい股関節の柔軟性が大切だからです。
そういう理由でジャンルを問わず、アスリートは皆さん共通して股関節が柔らかいです。逆に言えば柔らかくしているから強いのです。
そんな大事な役割を果たす股関節ですが、まれに生まれもって股関節が不安定な方もおられます。「先天性股関節脱臼」です。
成長と共に、普通に使えるようになっていく場合がほとんどなのですが、始まりが不安定でしたので、大人になってからや、高齢になっていくにつれ、痛みや不具合が起こりやすいのも事実です。
いっぽう、変形性股関節症の場合は初めから悪かったのではなく、日々生活している中での使い方が股関節に負担をかけ、少しずつ変形させていって、限界がくると痛みを出すようになる病気です。いわゆる生活習慣病です。
変形が進むと、痛みも増しますし、脚が動かなくなるので、仕方なく人工関節の手術をされる場合が多いです。
一度、すり減った関節や、変形した骨は、基本、元には戻りませんので、そうなる前に少しでも早く対処しておあげるのが、股関節周辺の不調では特に大切になってきます。
ただ、ここまで書いてきたように怖い内容のものは一部のケースで、ほとんどの場合が股関節周辺の筋肉をほぐしてあげることで、痛みが改善して、普通に使えるようになりますので安心してください。
たとえ、変形して可動範囲が狭くなっていても、人工関節が入っていても、筋肉を和らげて使い方を気をつけてあげると、痛みで困ることもなくなります。ご安心ください。
自分は、骨が変形しているから…
人工関節が入っているから…

といって、決してあきらめないでくださいね。
実際、変形してわずかしか脚が曲がらない60代女性の方も、定期的に当サロンでケアされ、日常で気を付けることを実践されて、ほとんど痛みを感じることのない生活を送られてます。
股関節周りが痛くなれば、まずはご相談ください。可能であれば、病院でレントゲン写真を撮ってもらい、現状を把握しておくとより良いです。一緒に良くしていきましょう!

お尻周辺の痛み
  • お尻の奥が痛い
  • 動いた時だけ痛い
  • 坐骨神経痛だと診断された
  • お尻周辺がシビレる
  • 痛みやシビレではないがチクチクすることがある
  • お尻のあたりがこむら返りのようにツルことがある
  • イスなどに座ったり、押さえると痛い
  • 尾てい骨(尾骨)のあたりが痛い、または骨折した経験がある
  • 股関節の不調や病気がある

お尻はちょうど股関節の後ろにあり、大・中・小のの3つの筋肉に守られている肉厚のある場所であることは、既にご存知だと思います。
お尻周辺の痛みの場合、まずは股関節が原因で痛みが出ていないかを判断することから始めます。
上の「股関節痛」の項目を参照にしてみてください。
もし、股関節が原因でない可能性が高い場合、次に考えるのがやはり筋肉の緊張です。
股関節周りは、お尻も含めて多くの筋肉が集まってくる場所ですので、痛みを出している筋肉を特定してほぐしてあげることで、痛みが和らぐ場合がほとんどです。
どういう時に痛みを感じるのか?
どう言う時は痛くないのか?
などの情報を元に、実際に動かしてみたり、触れてみることによって、特定していきます。
腰痛が長く続くと、腰を守るために股関節やお尻周りの筋肉が頑張って悲鳴をあげることもよくありますので、痛みがある場所が原因だと、早とちりしないようにしてくださいね。痛みの場所に原因がない場合がほとんどですので…
神経痛的な痛みやシビレ、チクチク感などは、お尻の奥にある「坐骨神経」という太い神経が関わっていることが予想されますので、それも考慮していく必要があります。
梨状筋という筋肉が坐骨神経を覆うように走っていますので、この筋肉を中心に、どの筋肉が坐骨神経に悪さをしているか特定して、和らげてあげることで、痛みはなくなります。
「坐骨神経痛」だと診断された方も、ほとんどの場合がこの方法で改善していきますので、あきらめずにご相談ください。

上肢

体の中で一番、複雑な動きをたくさんするのが上肢です。いわゆる「腕」のことです。
「肩こり」の項目でも触れましたが、片腕の重さは女性で約2kg、男性で約3kgあります。
水の入ったペットボトルを2本ずついつもぶら下げている感じです。重いですよね。
腕を上手に使うために知っておいていただきたいこがあります。
腕の付け根が肩だと思っておられる方が多いのですが、それは間違いで、イラストの黄色い○の部分が腕の付け根です。「胸鎖関節」といって、アゴの下の窪んでいる部分です。
そのあたりを手で触れて、肩を上下に動かしていただくと、グリグリと動いているのが分かると思います。
腕はこの部分でしか体にくっ付いていません。
イラストを見ていただけば分かるように、鎖骨も肩甲骨も、腕も体のどこにもくっ付いていないので、あれだけ自由自在に動かすことが可能だということです。
こういう理由で、日常で腕を使う時に、肩甲骨も鎖骨も一緒に動かしてこそ、本来の正しい腕の使い方になります。
例えば、ボクシングで肩の部分が腕の付け根だと思っている人と、胸鎖関節が付け根だと思っている人の腕の長さ(リーチ)は変わるのが分かりますでしょうか。
どんなスポーツでも、アスリートほど胸鎖関節からちゃんと腕が使えているので、良い結果を残すことができているのです。
逆に日常から肩甲骨、鎖骨を使わずに手先ばかりしか使わないと、肩甲骨周りの筋肉が固くなってしまい、肩甲骨が動かなくなります
その結果、肩こり、背中こりなどが起こるだけでなく、四十肩、五十肩のように腕の支える範囲がどんどん狭くなり、痛みも出てきます。
こういう理由で、いかに肩甲骨を自由自在に動かせる状態にしておくことが大切かを知って、痛みのない健康な体づくりに役立ててくださいね。

四十肩・五十肩
  • 寝ていると肩や腕がうずいて、痛い
  • 寝返りをうったり、横向きになると肩や腕が痛い
  • 腕を後ろに回す動きが痛い
  • 頭を洗ったり、洗濯物を干したり、腕をあげると痛く、上まであがらない
  • 腕はあがるが、あげる途中が痛い
  • 少し重い物を持つと痛い
  • 体から少し離れた位置で物を持ったり、作業をすると痛い

四十肩・五十肩というのは俗称で、正式には「肩関節周囲炎」などとも言われ、肩で起こっていることをもっと細かく分類して病名をつけたりします。
昔は今ほど長生きはしませんでしたし、当時の40代、50代の方に多く出た症状だったので、そう呼ばれるようになって今に至るので、診断の時に40でも50でも自分の年齢と比較して気にしないでください。深い意味は全くありません。
上の「上肢」の項目でも触れたように、肩甲骨もセットで腕を使えていると良いのですが、肩甲骨が固まってあまり使えていなかったりすると、肩の関節ばかりに負担がかかるのはイメージできますでしょうか?
肩関節は股関節のように受け側の骨の窪みが深くなく、浅いため非常に不安定です。
別の言い方をすると、肩甲骨の端っこの軒下にすだれのようにぶら下がっているイメージです。股関節のようにガチッと噛み合って安定していないブラブラな状態だからこそ、自由自在に動かせるということにもなります。
不安定なだけに、たくさんの筋肉や靭帯がガチガチに肩関節を守り、支えています
そんな筋肉や靭帯が炎症を起こして、悲鳴をあげた状態が四十肩・五十肩ということです。
一番、頑張っている筋肉が「棘上筋」という筋肉で、無理しすぎてこの筋肉に傷が入ることを「腱板断裂」といい、場合によっては手術が必要になります。
そうならならためにも、上に書いたような症状が出たら、早めの対応が大切になってきます。
病院で診断されると「動かさないで安静にしてください」というような指導をよくされます。
すごく痛くて、炎症も起こっているので、その通りなのですが、安静にしすぎると肩甲骨をはじめ、肩周辺の筋肉はどんどん固くなり、せっかく痛みがなくなっても、腕の動く可動範囲が狭くなって、今までと同じように使うことが不可能になります。
そういった状態を防ぐためにも、痛みがあるうちからリハビリを開始することが大切になります。
痛くない範囲で、少しずつ動かしていくことで、固まった筋肉や靭帯がほぐれて、痛みなく動かせる範囲が広がっていくイメージです。
当サロンでは、腱板が断裂してドクターから手術が必要だと言われた方が、1ヶ月で日常に復帰できるようになり、ドクターも驚かれたそうです。
それは、痛みや炎症を和らげていきながら、可動範囲を同時に広げていく方法を、クライアントさんと二人三脚でやっていったからです。
状態によっては時間がかかる場合もあるかもしれませんが、手術が必要な方でも楽になることは可能ですので、あきらめないでご相談くださいね。

上腕の痛み
  • 肩の前のほう、力こぶの上の方がうずいたり、痛くなったりする
  • 腕を後ろに回すと、力こぶの上のほう、肩の前あたりが痛い
  • 寝ていると二の腕や力こぶの上のほうが、うずいたり痛い
  • 体から少し離れた位置で物を持ったり、重い物を持つと方に近い部分が痛い
  • 物を持ったり、作業をしていると力こぶの肘寄りの部分が痛い

上腕とは、肩から肘の間の部分です。
上腕で痛みをだす筋肉はだいたい決まっていて、ほとんどの場合が力こぶ(上腕二頭筋)です。日常の中で二の腕(上腕三頭筋)は、あまり使いませんが、力こぶはたくさん使うので、固まったり、悲鳴をあげたりしやすいです。
「四十肩・五十肩」の項目の項目と共通する部分が多いのですが、それは2本ある力こぶの1本が肩関節の中を通って、肩甲骨にくっ付いているため、力こぶも四十肩・五十肩の原因になっているからです。
そういう理由で、上に書いたような症状が出たら、原因を特定することで、痛みは上腕に感じていても、原因は肩関節や棘上筋になったりするため、適切な判断が大切になります。
また、シンプルに使いすぎて悲鳴をあげていることも、よくあるため、まずは固まった筋肉をほぐしてあげて変化をみながら、原因を特定していきます。
たくさんの上腕の痛みを改善してきた経験から、ほとんどの場合が、使いすぎか肩からくる痛みの2種類だと言っても良いと思います。
上腕のあたりに痛みを感じた場合は、ご相談ください。

肘周辺の痛み
  • 手先の使う作業をしていると痛い
  • ぞうきんを絞るようなねじる動きをすると痛い
  • 重い物を持つと痛い
  • 肘の内側周辺が痛い
  • 曲げ伸ばしの途中が痛い
  • 何もしなくても、なんとなく痛い
  • 何もしなければ痛くないが、触れたり、押さえると痛い

肘は上腕と前腕の交差点
どちらの影響も受ける場所でもあります。
また、「肘神経」が表面近くを通るため、痛みの原因となることもあります。
肘をどこかにぶつけた時に、電気が走ったように痛みを感じた経験はありませんか?
それが肘神経が当たった時の痛みです。
肘神経が悪さをしている場合も含めて、肘周辺に感じる痛みは、上腕か前腕の筋肉が原因で起こる場合がほとんどですので、痛みを感じる肘には何の問題もありません。
痛みを感じる場所に原因がないケースは、本当に多いです
上に書いたような症状を感じたら、ご相談ください。

手首の痛み
  • ぞうきんを絞るような、ねじる動きが痛い
  • 手のひら側の手首周辺がシビレる
  • 親指を使うと痛い
  • 作業で手首に負荷がかかると痛い
  • 何もしなくても、なんとなく重ダルい

手首の前にまず「前腕」のことを知っていただきたいのですが、前腕は肘から手首の間の部分で、橈骨と尺骨という2本の骨が並んでいます。体の前で手のひらを上に向けると、2本の骨は平行に並び、手のひらを下に向けると、2本の骨はXのように交差します。
こうして、肩を使わなくても脇をしめて手先だけで手を自由自在に回転(軸運動)できるようになっています。
そして手首と手のひらの間には「手根骨」という豆粒のような小さな骨が8個あって、この丸く小さな骨が、手にかかる負荷のクッション材になったり、複雑で細かな作業を可能にしてくれるということです。ありがたいですね。
手首の痛みで多いパターンは大きく2つあります。
1つめは手首の手のひら側に血管が見えると思うのですが、その奥に「手根管」という窪みがあります。その窪みの中をちょっと太めの「正中神経」という神経が通るのですが、その神経に炎症が起こっていろいろな悪さをします。「手根管症候群」といいます。
2つめは親指の腱鞘炎からくる手首の痛みです。日常の中で最もよく使うのが親指です。
しかも他の指に比べて複雑な動きもしますし、最も力が強い指でもあるので、悲鳴をあげやすいのです。悲鳴をあげると親指側の手首が痛くなります。
手根管症候群に関しては、炎症の原因のひとつである筋肉の緊張を和らげてあげることで炎症も早くおさまり改善します
親指の腱鞘炎に関しては、日常での親指に対する負荷が大き過ぎるので、工夫して負荷を減らしつつ、炎症の原因となっている固くなった筋肉や腱を和らげてあげることで、炎症をおさえると改善します
親指の腱鞘炎に関しては、圧倒的に女性が多いです。生活していくために、どうしても使わないといけない親指なのですが、工夫して少しでも負担を減らしてあげましょう。親指の付け根の骨が盛り上がってきたら要注意です!だいぶん症状が進んでいる証です。
日常で気を付けることや、セルフケアなども伝えさせていただいてますので、痛みを感じたら、早めにご相談ください。

バネ指(指の腱鞘炎含む)
  • 指が曲がらす、指が伸びず、無理やり曲げ伸ばしするとパコンと音が鳴ったり、振動を感じる
  • 逆の手で手伝わないと指が伸びない
  • 伸ばす時にカタンとバネを伸ばすような感じになる
  • 指の曲げ伸ばしで引っかかりを感じる
  • 指が少し腫れていて痛い

バネ指は字のごとく、指がバネのような動きになることからついた俗称です。「弾発指」なんて言われる時もありますが、ようは「指の腱鞘炎」です。
指を動かすには筋肉が縮んで引っ張ってくれる必要があるのですが、指の場合は細いので筋肉というよりは「腱」という太いロープのようなもので引っ張って動かしてくれます。
そして、動きをよりスムーズにするために、腱が通るトンネルを用意してくれていて、動く道を確保してくれています。そのトンネルを「腱鞘(けんしょう)」といいます。
このトンネルに炎症がおこるため「腱鞘炎」と言います。
腱鞘そのものも、もちろん炎症しますが、実際には腱鞘の中を行ったり来たりする腱が摩擦で炎症を起こして腫れあがってしまいます
イラストを見ていただくとイメージしやすいと思いますが、腱が腫れあがると、腱鞘(トンネル)を通ることができなくなってしまいます。だけど腫れあがっているとはいえ、腱は筋肉と同じで柔軟性があるので、無理やり通すことも可能なのです。
そして、無理やり通す時に痛みとバネのような振動が発生するというのが指の中で起こっていることです。
これを改善するためには、腫れあがった腱をほぐすことで腫れを少しでも小さくして腱鞘(トンネル)を通りやすくしてあげることと、炎症を少しでもおさえることで、腱鞘(トンネル)を広くして通りやすくするということです。
そのためには、原因となった日常の指への負荷を減らしつつ、ほぐすことで腫れや炎症をおさえていくと改善します。
どの指でも起こりますが、よく使う親指が圧倒的に多いです。次に多いのが手根管症候群とからめて中指です。
慢性化すると改善するのに、どうしても時間がかかる症状ですので、早めの対応と、日常での指の使い方の工夫が大切になってきます。
指の曲げ伸ばしがスムーズじゃないと感じたら、痛みがなかったとしても、早めにご相談ください。

関節の痛み(リウマチ、ヘバーデン等含む)
  • リウマチだと診断された
  • 関節炎だと診断された
  • 腱鞘炎だと診断された
  • 名前は難しくて忘れたが病名をつけられ、指の関節が痛い
  • 指を使うと痛い
  • 使っていなくてもうずくように痛い
  • 指の関節がふくらんできた
  • 指の関節や指全体が腫れあがっている

「バネ指」の項目とも共通する内容なのですが、指は日常生活でかなりハードに使われています。特に女性は家事や細かい作業をする機会が多く、筋力も弱いため、指の関節も悲鳴をあげやすい環境にあります。
ただの「関節炎」「バネ指」の場合もあれば、「関節リウマチ」「ヘバーデン結節」と診断されることもあります。
イラストを見ていただけるとイメージしやすくなると思いますが、関節リウマチの変化をあらわしています。
関節炎でもバネ指でもヘバーデン結節でも、おおよそ同じような変化をたどっていくと考えておいて問題はありません
ようは関節の骨が変形していって、ふくらんでくる症状で、そうなっていく過程がすごく痛いのです。変形が完了して固まってしまえば痛みは無くなりますが、関節も全く曲がらなくなります
指の立場から考えると、自分の能力を超えて働かされ過ぎるため、もう使えないようにするために固めて動かなくしようとしているイメージです。
関節炎<ヘバーデン結節<関節リウマチ
右へ行くほど重症
だと思っておいてください。
そして、一度、変形した骨は元には戻りません。
ある程度の年齢になると、指に限らず骨は変形していくので、関節炎やへバーデン結節になられる方はたくさんおられます。特に女性の方です。
加齢にともなう症状でもあるからこそ、変形が始まる前に、普段からケアしたり、使い方を工夫して守っていってあげることが大切になります。
変形は簡単には止められないかもしれませんが、痛みを和らげることは可能ですし、適切にケアすることで、変形の進行を遅らせることは可能ですので、ご相談ください。

腕や手のシビレ
  • 腕全体がシビレることがある、もしくは常にシビレている
  • 肘の周辺だけがシビレることがある、もしくは常にシビレている
  • 手首のあたりだけがシビレることがる、もしくは常にシビレている
  • 腕に1本のスジが通っている感じでシビレたり、違和感を感じることがある
  • 指だけがシビレている
  • 小指側だけシビレている
  • 中指だけがシビレている
  • 寝ている時、腕のシビレやダルさで眠れない
  • 上を向いたり、頭の方向によってシビレたり、シビレなかったりする
  • シビレかどうかは、よく分からないけど、違和感を感じる

「手がシビレたら首のヘルニアだ!」なんて言われることがありますが、間違いでもありませんが、頚椎ヘルニアではなく、ただの頚椎症の場合もありますし、胸郭出口症候群、肘神経の炎症、手根管症候群など、シビレを起こす原因はたくさんあります
血流からくる場合だってあります
大切なことは、原因を特定することです。
たいていの場合が、ひとつの原因ではなく、いくつもの原因が重なり合っていることが多いので、丁寧に玉ねぎの皮をむくように可能性を取り除いて特定していく必要があります。
いつ?どこが?どのようにシビレるのか?という情報から、絞り込み、施術をしてみて改善があれば原因のひとつだと判断できますし、改善がなければ関係がなかったということになります。
こうして、施術と体の反応を繰り返し見ていくと、絞れていきますので、原因が分かればそこを集中してケアすれば、早く改善します。
体のどの症状でも同じなのですが、我慢して良くなるのを待っていても、悪化していく場合がほとんどです。理由は長くなりますので今回は省略させていただきますが、目安は「3日間」です。
3日待っても改善しない場合は、早めの対応をオススメします。
体の治癒力がしっかり働いているなら、ほとんどの不調は2〜3日もすれば良くしてくれます。良くならないということは、治癒するスピードよりも、悪くなるスピードの方が勝っているということですから。
シビレや違和感を感じられたら、早めにご相談ください。

下肢

上肢が繊細で複雑な作業を担当するとすれば、下肢は力強く単純な作業を担当するイメージです。どちらも上の枝、下の枝と書きます。体に関する漢字はほとんど「月」が使われますので、「木」は月に置き換えて解釈してくださいね。
頭が司令塔で、体幹が中身の詰まった本体で、
手足は枝くらいの感覚
です。
人間が2本足で歩くことを選んだことで、上肢と下肢の役割が固まり、他の動物に比べて圧倒的に上肢が器用に使えるようになりました。
とはいえ、2本足を選んだことで下肢の役割も大切になってきます。
下肢で一番悩まされる場所がです。
ちょうど下肢の真ん中にあり、股関節や足首と違って、曲げ伸ばししかできない構造になっています。股関節も足首も前後以外の動きをすることが可能ですので、比較的柔軟です。
それが膝に悲鳴をあげさせやすい原因のひとつだと考えます。
また、和式トイレがなくなり、イス中心の生活になったり、土間がなくなりバリアフリーの段差のない生活など、昔に比べて股関節、膝、足首の曲げ伸ばし回数が、極端に少なくなったことでも不具合が起こりやすくなったと私は推測します。
普段やらない動きは、脳がどんどん忘れていきます。脳は繰り返したことを覚えて自動運転するのが仕事ですから、やらなくなったことは出来なくなるということです。
武術、スポーツなど体の能力を活かすことをされている方なら自覚されていると思いますが、人間も動物の一員ですから、動かすことを前提に設計されています。だから、筋肉も動かすとほぐれて、止まると固まるようにできています
寝たきりの方を見ていると分かりやすいですよね。
人生の終わりまで自分の足で歩いて過ごしたいなら、下肢をもっと働かせてあげることが大切だということを覚えておいてくださいね。

膝周辺の痛み(水がたまっている場合も含む)
  • 膝に水がたまっている、もしくは腫れている
  • 正座ができない
  • 歩くと痛い、もしくはチクチクする
  • 変形性膝関節症だと診断された
  • 人工関節の手術をしたが痛い
  • 曲げる動作が痛い、もしくはしっかり曲がらない
  • 伸ばす動作が痛い、もしくはしっかり伸びない
  • しゃがむと痛い、もしくはしゃがめない
  • 片足で踏ん張ると痛い
  • 何もしていなくても、うずいたり重ダルい

体重の重い方もそうなのですが、年齢と共に膝の痛みを訴え、注射器で水を抜いてもらったり、ヒアルロン酸を注射してもらうために整形外科に通われている方が、本当にたくさんおられます。それくらい膝の不調は、年齢と共に深刻になっているということです。
ここで最初にお伝えしたいのが、膝の水を抜く行為は痛みをとるための対処的な行為で、良くするための治療ではないということです。
水は炎症をおさえるために必要だから集まってきています。炎症が火事だとすれば、水(リンパ液)は消防士のような存在です。
火事が鎮火するまで、繰り返し集まってきます。そして鎮火すれば、アッという間に体中に解散していきます
こういう理由で水(リンパ液)を抜くという行為は、消防士を排除する作業になるということです。ですから、「膝の水がクセになる」のようなことを言われる方がおられますが、半分、間違いで水がクセになっているのではなくて、膝に炎症(火事)が起こることがクセになっているだけなんです。
もうお分かりだと思いますが、膝がなぜ?炎症を起こしてしまったのか?という原因のほうに目を向けて改善しないと、膝の関節はどんどん変形していって、やがて固まって動かなくなるということです。
また、膝は骨盤のゆがみの影響をすごく受けますので、膝が悪いのではなく、膝に負担をかけている骨盤だったり、体のゆがみだったり、日常の使い方の問題だということを知るところから膝のケアはスタートします。
当サロンでは、体重が100kg近くある女性が、膝の痛みで来られ、上に書いたようなことを理解して、施術と日常でのセルフケアを繰り返されることで、今では痛みを感じることはほとんどなく、走ったりされてます
変形してしまった骨は元には戻りませんが、膝が痛いと感じたら、膝ではなく日常での使い方や体のゆがみに注目して、早めの対応をすることで、膝の骨の変形をなんとしても防ぎましょう。
ご相談ください。

足首周辺の痛み(水がたまっている場合も含む)
  • 足をくじいて、捻挫して痛い
  • 痛みはそんなにないけど、腫れて水が溜まってきたようだ
  • 骨折と診断された
  • 足首がかたい
  • 足首周辺になにかデキモノみたいなものがある

2本足で歩く人間にとって、足首は足の指と連動した一番大切なサスペンションです。衝撃を吸収してくれるクッション材のようなものです。
歩いていても、走っていても、一番初めに地面からの衝撃を受けるのが足だからです。衝撃の強さや方向に対応して関節を動かし、圧を逃がしてくれる働きを本能的にやってくれています。
ですから足首が硬いと、十分な衝撃吸収ができず膝や股関節が代わりに吸収しようとしてくれますし、硬いのに衝撃が加わると炎症を起こしやすくします
せっかく健康のためにウォーキングしていつのに、足首や膝が痛くなるなんてことありますよね。
それは足首や膝や股関節の筋力より大きい衝撃を受けているか、単に足首や膝が硬いことで炎症が起こっている場合が多いです。
土の上を歩くと地面も、衝撃を多少吸収してくれるので良いのですが、アスファルトの上を歩くときは地面が硬いのでダイレクトに衝撃が足首や膝に伝わります。せめてクッション性のある靴を履いて歩かれることをオススメします。
足首に炎症が起こると膝と同じように、炎症をおさえるための消防士(リンパ液)が溜まります。いわゆる水が溜まります。押してみてぷにゅぷにゅと動けば水の場合がほとんどですが、時に固い場合があります。そういう場合は水以外にもガングリオン(神経鞘腫)などのデキモノの場合もありますので、3日たっても変わらないようであれば、安心のために「整形外科」「外科」に診てもらって、炎症以外に腫瘍などがないか確かめるのをオススメします。
また、足をくじく(捻挫する)場合、多くは足の外側が伸ばされて痛くなりますが、筋肉がくっ付いている骨をはがしてしまう場合もあります。いわゆる骨折で、専門用語で「チップした」と言います。
そういう場合はかなり腫れますし、かなり痛みを感じると思いますので、そう感じた時はただの捻挫だと放っておかず、念のために医者に診てららいレントゲンを撮られることをオススメします。場合によっては固定しないと、回復が遅れたり、回復後に今までと同じように動けなくなる場合もあるので、軽く考えないようしてくださいね。
骨折をしていたとしても、痛みは和らげることが可能ですので、そんな場合でもゆるやか堂にご相談ください。

足周辺の痛み
  • カカトのあたりが痛い
  • 足の甲が痛い
  • 足の裏が痛い
  • 足底筋膜炎だと診断された
  • 足の指が痛い
  • 外反母趾だと診断された
  • 親指の付け根が飛び出てたり、痛みを感じる

足の構造は、手と基本的に同じなのですが、指の長さや本体の面積などが全く違いますし、手ほど器用には動かせません。
手が細かな作業を担当するのに対しては、足は足首と連動して動きの衝撃を吸収する作業を担当しています。詳しくは「足首周辺の痛み」の項目も参照にしてください。
それが理由に足には「アーチ(湾曲)」があります。横から見た時にアーチが小さければ、いわゆる「扁平足」と言われます。運動するときはもちろん、日常生活でも「土踏まず」がしっかりある方がパフォーマンスも高く、故障もしにくい健康な体を維持しやすくなります
また足は横からだけでなく、前から見た状態でもアーチしています。横から見るより分かりにくいのですが、親指と小指の高さよりも中指などの真ん中の指が少し高い位置にある感じです。おわんを逆さまにしたように内側がくぼんでいるのですが、固定されてなくて自由に動く、筋力の弱いつま先ばかりに負荷がかかると、筋力が負荷に負けて指が広がって、アーチが無くなってきます。この状態を「外反母趾」といいます。
また、同じようにつま先ばかりに体重が乗ってばかりいると、アーチを保っている足の裏の筋肉が悲鳴をあげて炎症を起こす「足底筋膜炎」になります。
様々な症状が起こる足のメカニズムが、なんとなくイメージできましたでしょうか?
立つだけで、歩くだけで、どうしても大きな負荷がかかってしまう場所ですので、症状がでてから対処するより、日常の使い方を工夫して負荷を減らしてあげることのほうが大切になります。
そうしないと痛みを繰り返し、特に外反母趾などはたいてい悪化していきますから。
もちろん、痛みが出ても和らげる方法はありますので安心してください
変形してしまった骨は、基本、元には戻りませんので、早め早めの対応をオススメします。ご相談ください。

成長痛
  • 成長痛だと診断された
  • 太ももが痛い
  • 膝の真下が痛い
  • 膝周りが痛い
  • 運動すると太ももや膝周りが痛い
  • 夕方から夜にかけて痛みを感じる

成長痛は、幼児から思春期の成長期くらいまでによく起こるもので、夕方から夜半に痛みを感じることが多く骨や関節に治療すべき病気が認められない場合の総称です。
筋肉が成長して伸びるスピードに骨の成長が追いつかずに、筋肉が骨を引っ張って出る痛みのイメージです。
「オスグッド」と言われる場合も多いのですが、厳密には成長痛とオスグッドは違います。大人でも起こり得るのがオスグッドで、筋肉が骨を引っ張ることで起こる痛みのイメージです。
起こる原因の違いくらいで、結果的に筋肉が骨を引っ張っていることには変わりがないので、同じだと思っておられる方は多いです。
こういう理由で筋肉を和らげて骨を引っ張る力を弱めてあげることで痛みは改善します
成長にともなう骨の引っ張りは、どうしようもない部分がありますが、何らかの原因があって骨を過剰に引っ張っている場合は、その原因を変えない限り、痛みを繰り返すことになります。
成長からくる場合は、1〜2年で成長とともに無くなっていく場合が多いので、痛みだけをケアしてあげれば、やがて解決します。
ただ、きっかけが成長痛からくる痛みであっても、特にスポーツをされている方の場合、体の使い方から痛みが出ている場合も多くあり、成長痛だけで片付けるのではなく、体のゆがみ具体いや、使い方の検証も含めてケアされることをオススメします
ジャンプするバレーやバスケット選手などは特に多いです。
足首や膝にかける負荷の量と関係しています。
上記に書いたような症状を感じていて、「整形外科」にみてもらっても、骨や関節などに異常がなくて、今すぐ何か治療をすることもない場合は、まずは、引っ張っている筋肉の緊張をやわらげ、体のバランスやクセを検証するために、ゆるやか堂にご相談ください。

脚のむくみ
  • 立ち仕事や座り仕事が多く、脚がダル重い
  • くつ下を脱ぐと跡が残って段差ができている
  • むくみ矯正ソックスをはかないと辛い
  • 痛みはないけど、何かつっかかって正座ができない
  • 脚全体がむくんでいる、もしくは片脚だけむくんでいる
  • 膝から下がむくんでいる
  • 全身がむくんでいる気がする

「むくみ」とは俗称で正式には「浮腫(ふしゅ)」と言います。
人の体は約60%が水分で、そのうち約40%が細胞の中にあり、約20%が細胞の外(細胞間)に存在します。
さらに、その20%の中でも約5%が血管(動脈、静脈)やリンパ管の中にあり、約15%がその血管やリンパ管に出たり入ったり、移動している水分です。(※ただし、毛細血管は15%側に入ります)
移動している理由は、動脈から運んできた栄養素を細胞に与えたり、細胞のいらなくなった老廃物を静脈やリンパ管に戻すためです。
その移動している水分が皮フの下に溜まってしまい、血管やリンパ管の中に戻れなくなった状態が「むくみ」だとイメージしてください。そして、その水分の割合を自動的に保つ機能が体にはあります
ですから、水を飲むとむくむとか、水分を我慢するとむくまないといった情報は間違いですので、お気をつけください。ただし、塩分濃度の高い飲み物や食べ物を多くとると、体内の塩分濃度を保とうという機能が働くので、逆にむくみの原因となりますので注意が必要です。なんかややこしいですよね。
むくみの原因というのは、本当にたくさんありますので、可能性を見つけてはつぶしていくことが大切になります。
全身がむくんでいると、心臓が原因になっている可能性があったり、片脚だけが全体に極端にむくんでいると血管やリンパ管に何か問題が起こっている可能性があったりします。
ひと晩や数日で改善したりむくんだりを繰り返すパターンなら、まだ良いのですが、全身とか、一部分が極端にとかの場合は、「循環器内科」「外科」などに相談されることをオススメします。
ふくらはぎや足がメインで、しかもむくんだり、マシになったりを繰り返している場合の多くは、立ち仕事、座り仕事、運動不足など筋肉をあまり働かせていないことからくる場合が多いです。
体を起こしていると重力で水は下に下がってしまいます。そんな下がった水を静脈やリンパ管が上に戻そうと頑張りますが、ポンプである心臓から足は遠いし、リンパ液の多くは筋肉が働くことで流れます。しかも、重力に逆らって上に戻すのはたいへんな作業になります。
それがむくみにつながります。
ですから、一番簡単にむくみを解消する方法は、ふくらはぎの筋肉を働かせることです。ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれるくらい、心臓のようなポンプの役割を果たしてくれます。昔で言えば「ゲートル」、最近で言えば「むくみ解消ソックス」がふくらはぎのポンプ作用を助ける働きをします。また、足指、足首を動かすことでも、ふくらはぎも連動して動きますし、抹消の血流が上がるので、結果的にむくみは解消していきます
脚の緊張を和らげるだけでも、血流やリンパ液が流れやすくなり、むくみは瞬時に解消していったりしますので、リンパケアでも構いませんので、足、足首、ふくらはぎはもちろんのこと、むくんでいる場所をほぐされることをオススメします
そして、むくみの原因の可能性を考えて、日常からやれる予防法を実践していくことが大切になってきます。
ネット上には間違った情報や一部分しか見ていなくて全体像が見えていない投稿もたくさんありますので、むくみで困った場合はご相談ください。一緒に解決していきましょう。

O脚・X脚
  • O脚もしくはX脚だと診断された
  • 足をそろえて気をつけの姿勢をした時、膝がくっつかない
  • 靴の底の外側ばかりがすり減る
  • 歩いているとよく膝同士が当たる
  • 極端な内股である

O脚やX脚は読んで字のごとく、両脚を前から見た時の見た目が「O」や「X」に見えるからです。
よく勘違いされているのが、O脚やX脚になっているということは、「骨が曲がっている」ということなので、治らないと思っておられる場合があります。
ご安心ください。骨は曲がっていません。
関節の角度の問題でOやXに見えるだけですので、関節の角度を変えると改善します
それでは、なぜ?関節の角度が変わるのか?というと、骨盤の歪みから筋肉が膝を引っ張って、膝の角度が変わるということです。
こういう理由から、最大の原因は骨盤の歪みです。
いわゆる反り腰と言われるように「骨盤が前傾(前に傾いている)」と内股の筋肉が緊張して膝を近付けるのでX脚になりやすいです。
逆にいわゆる猫背と言われるように「骨盤が後傾(後ろに傾いている)」と太ももの外側の筋肉が緊張して膝を遠ざけるのでO脚になりやすいです。
もちろん、骨盤のゆがみは前後だけでなく、左右や斜めにもゆがみますし、男性と女性では、そもそも骨格の作りが少し違うこともあり、実際は、そこまでシンプルではなくいろいろな要素がからむのですが、イメージとしてはそんな感じだと思っておいてください。
こういう理由で、矯正することは比較的、簡単なのですが、骨盤が前傾したり、後傾したり、ゆがんだりする原因を変えていかないと、矯正してもすぐに元に戻ってしまいます。
O脚、X脚の判断の目安は、歩いている時に膝がよく当たったり、内ももがこすれてしまう場合はX脚ぎみで、気をつけの姿勢をとって足を真っ直ぐそろえた状態で両膝がくっ付かない場合はO脚ぎみだと覚えておいてくださいね。
O脚、X脚は見た目の「美しさ、カッコよさ」にも直結する要素ですし、健康的にも様々な痛みの原因にもなります。
自覚があるなら、早めに対応されることをオススメします。まずは、ゆがみを矯正して、さらに日常での体の使い方を修正することが大切になります。
より美しく!より格好良く!なってくださいね。

脚のしびれ
  • 足の外側、もしくは親指側がしびれる
  • 足の裏がしびれる、もしくは何かを一枚踏んでいるように感覚がおかしい
  • 1本スジが通ったようにお尻や太ももからシビレや痛みを感じる
  • スネの外側がシビレる
  • 足首の前がシビレる
  • ふくらはぎがシビレる
  • 脚全体がシビレる

「しびれ」という感覚はあいまいで、人によっては「痛み」として認識する場合もあれば、感覚がおかしい「麻痺」として認識される場合もあります。あくまで本人の主観ですので、しびれという症状には幅があるということを知っておいてください。
その上で、脚に限らず体のどこであっても、しびれを感じる原因はたくさんあります
長時間正座をして血の巡りが悪くなって足がシビれる初歩的なしびれから、背骨の神経からくる重度のしびれまで様々です。
とはいえ、代表的なシビレの原因を挙げてみると、私が味わった「腰椎椎間板ヘルニア」「坐骨神経痛」のような太い神経が骨や筋肉で刺激を受けて脚の全体、もしくは一部分にシビレを感じるケースです。
一般的には脚の神経は主に腰や仙骨レベルが担当しているので、そのどこかで神経が刺激を受けていると判断するのですが、上部頚椎の神経の刺激からも脚(下肢)にシビレを感じるケースもありますので、簡単に決めつけるのはご注意ください。
とはいえ、神経には担当領域というものがありますので、足の親指のあたりだけがシビれる場合は、腰椎の5番目や仙骨の1番目レベルの神経の可能性が高いなど予測がついたりします。
ですから、どの部分がどうするとシビれるのか?という情報が原因を特定するために参考になりますので、早く解決していくにはよく観察するようにしてみてください。
2〜3日でおさまる場合は、まだ一過性なのでマシなのですが、長く続く場合は、可能な限り早めに「整形外科」に相談して、今すぐ治療が必要でないかを確かめてください。
特にヘルニアや狭窄症などで、重症の場合、治療をしてもシビレだけが残ってしまう場合が多いからです。
なんでもそうなのですが、まったくの元通りに戻したい場合は、早い対応が大切になります。
またシビレが続くからといって、これは重症に違いないとあきらめるのではなく、神経にイタズラをしている場所の筋肉の緊張を和らげるだけで、シビレがなくなることも、たくさんあります。
椎間板ヘルニアを診断された方であってもです。僕自身がそうでした。
こういう理由で、シビレが3日以上続く場合は、まず整形外科に相談して今すぐ治療を始めるほどではなく様子を見ましょうと言われた場合は、ゆるやか堂にご相談ください。
また、3日待たなくとも、シビレが出ること自体が良くないことなので、1回でもシビレが出るなら、体のゆがみや習慣を見直すサインですので、シビレを繰り返す前にご相談ください。決して、我慢できる範囲かどうかで我慢せず、軽く考えず、シビレが出ることそのものが、おかしいという認識を持つようにしてくださいね。

ふくらはぎや太ももがよくツル
  • 寝ている時や、朝方に足がよくつる(こむら返り)
  • ふくらはぎの場合が多い
  • 足の指の場合が多い
  • スジのようにつながってる感じがする

一般的には、運動の後など、筋肉疲労から筋肉がツル場合が多いと認識されがちですが、50歳を超えると、誰もが1度は寝ている時にこむら返りを経験したことがあるというデータがあるくらい、ある程度の年齢になると経験する痛みです。
もちろん、筋肉疲労が原因の場合もありますが、様々な原因があると言われています
ちなみにツル状態は専門的に言うと筋肉が「痙攣(けいれん)」した状態だと表現します。また、「こむら返り」という言葉をよく耳にしますが、「こむら」とは「ふくらはぎ」のことで、ふくらはぎに起こることが多いため、言われている俗称で、ツルことと同様、痙攣の一部です。
代表的な原因をあげてみると
・筋肉疲労
・水分、ミネラル(マグネシウム)不足
・血行不良
・筋力低下
・体温低下
・その他病気の既往歴

などです。
運動後など過度の負荷が筋肉にかかる状況以外は、圧倒的に眠っている時に起こる場合がほとんどだと思います。
寝ている環境というのは、お風呂上がりと同様に、汗などで、体の水分量が少なくなる場合が多く、冬はもちろんのこと、夏でもエアコンアドにより、いわゆる「寝冷え」という状態が起こって体温低下になります。
また、筋肉をたくさん使った日の夜や、日常の食生活からくるミネラル不足血行不良、寝る環境や姿勢などからくる筋肉の緊張血行不足、私のように椎間板ヘルニアを経験していたり、腎臓系など様々な病気の既往歴などあれば、起こる確率が上がります。
これら全て、年齢を重ねるごとに加速して、蓄積していくイメージです。
予防としては、上に書いたようなことを気を付けていくしかありませんが、もし、自分がツッてしまった場合は、すごく痛いのですが、あせらず楽な体勢をとって、さすったり、ストレッチしたりして、落ち着くのを待ちましょうずっと続くことは決してありませんので…
筋肉の痙攣は、筋肉が縮んでいる状態ですので、ゆったり呼吸をして、息を吐くことで副交感神経が働いて、ゆるみやすくなりますので、あせらずゆったり呼吸で乗り切ってくださいね。
体のゆがみや緊張状態からも、ツリやすなることも多いです。
実際、寝ている時によく足がツル方でも、当サロンに通うようになって、ツラなくなったと言われる方が、本当に多いです。
いろいろな要因はあると言えども、体のケアをすることが結果的に、一番の効果かもしれないと思うほど、みなさんツラなくなられますので、寝ている時によくツル方は一度、ご相談ください。

その他

人の体と関わるようになって約30年、のべ3万人以上の方々の不調、痛みを克服するお手伝いをしてきて、痛感したことのひとつが…
「心と体はつながっている(連動している)」
ということです。
今まで、なんとなく頭では分かっていたことですが、実際に心や思考次第で、痛みは大きく変化するという事実です。
実際に、東日本大震災の時に、毎日テレビで被災の映像を見てましたので、当サロンに通われているクライアントさんの、ほぼ全ての方々の痛みが悪化したのが良い実例です。
また、さっきまで痛みがあったのに、当サロンの玄関から入った途端、痛みを感じなくなる方も、本当にたくさんおられます。コントみたいな話ですが、実話です。
これらは、ほんの一例ですが、私が今までつながっているよね。と思っていた10倍以上、本当に連動しているのですよね。びっくりしますし、人間って上手につくられているなと、いつも感じます。
私は、医者ではありませんので、もちろん病気の専門家ではありませんし、病気のことを語る資格もありません。
しかし、さきほどお伝えした通り、体の痛みで困られている多くの方と接していると、体だけの問題では解決しないことにたくさん、出会います。
レントゲン技師時代には、通信教育で武蔵野大学の人間学科心理学部で学んでいた経験を活かして、メンタル的なケアも同時に行ってきました。
パニック障害、うつ、統合失調症などを診断された方なども、メンタルコーチングで回復に導いてきました。
病気をどうこう論じるのではなく、あくまで、こういった経験を元に以下は書いていることをご理解いただけると幸いです。
以下に書く内容は、症状や病名ごとに分けて書いてますが、それぞれが重なり合って連動している場合が多いことをご承知おきいただき、ご覧ください。

自律神経失調
  • 自律神経が乱れていると自覚している、または感じる
  • 自律神経失調症だと診断された
  • 病院に相談してもハッキリした原因が分からない症状が起こる(不定愁訴)
  • 全身がダルいことが多い(倦怠感)
  • しっかり眠れないことが多い
  • 疲れやすく、疲れがなかなかとれない
  • コッている感じでもないのに頭痛がする
  • 動悸や息切れを起こすことがある
  • それほど暑くもないのに、のぼせた感覚がある
  • それほど寒くもないのに冷えを感じる
  • めまい、立ちくらみを起こすことがある
  • 下痢と便秘を両方繰り返す
  • 微熱が続く
  • 力が入りにくい
  • 食欲がない
  • やたら汗がでる
  • 生理不順が続いている
  • 口や喉の不快感がある
  • 耳鳴りがひどくなった
  • 急に体がコリやすくなった
  • 光がやたらまぶしい

自律神経失調に関しては、症状を永遠書いていられるほど、多くの症状があり「そんなの自律神経なんて関係ないんじゃないの?」と言いたくなるような症状まで「自律神経の乱れからくる症状の可能性がある」と判断せざるを得ません。
なぜならば…
自律神経とは、人が生きていく上でどうしても必要な体の機能、例えば、心臓を動かす、腸を動かす、汗をかく、呼吸をするなど、自動運転をしてくれている神経です。
交感神経(興奮神経)副交感神経(リラックス神経)に分かれていて、スイッチを入れたり切ったりするように、シーソーのように自動で動いてくれています。
しかも、自動運転ですので呼吸以外は、自分の意思でコントロールすることができません。生命を維持するために遺伝情報にもとずいて自動で調整してくれるだけなのです。
そんな自律神経のバランスが乱れてしまう状態を「自律神経失調」といいます。
ほとんどの場合が交感神経(興奮神経)が強く働いて、副交感神経(リラックス神経)の働きが弱くなった状態が続きます
詳しくは「自律神経」で調べていただければ、様々な症状が出てくると思いますが、病院で相談しても「ハッキリとした原因がわからない」いわゆる「不定愁訴(ふていしゅうそ)」としてあつかわれます。
神経の働き具合いは、基本、目に見えませんし、数字などで定量できませんので、確定診断も難しくなります。
こういう理由で、症状から判断して「自律神経が乱れているかもね?」と言うしかないのが、現在の現状です。
そういった理由で、治療法も薬もありません。
そして、オン、オフを繰り返すようなスイッチ神経ですので、季節が移り変わるように、自律神経も一定ではなく、波があるのもややこしい原因のひとつです。
日常で興奮神経が働きすぎてますね。という感覚でしかありません。
だからといって、あきらめることはしません。
自律神経が興奮する可能性を少しでも特定して、排除していったり、リラックス神経が働きやすくなるように出来ることを実践していくという方法をとります。
交感神経(興奮)優位から副交感神経(リラックス)優位に、一番簡単にもっていく方法は、日常の中から心や体にとってのストレスを減らしていくことです。
心にとっても、体にとってもストレスが一番の負荷になりますから。
そのために、できることは実は山ほどあります。長くなりますので省略しますが、代表的な方法のひとつが、自律神経に直結している呼吸を利用する方法です。
息を吐けば吐くほど、副交感神経は働きます。
原因や対処法が多過ぎて、なかなか具体的に書くことができませんが、自律神経の乱れを改善していく方法はたくさんありますので、自律神経のことで悩んであられる場合は、一度、ゆるやか堂に相談ください。一緒に考えていきましょう。

睡眠障害
  • 睡眠導入剤、もしくは酒でも飲まないと寝れない
  • 寝つきが悪く、なかなか眠りに入れない
  • 2時間おきなど、ひと晩で1回以上目が覚めてしまうことが多い
  • 毎日、だいたい途中で目覚めてトイレに行ってまた寝る、もしくは寝れなくなる
  • 毎日、けっこう長い時間、夢を見ていると思う
  • 疲れていても早く目覚めてしまうことが多い
  • 寝たのに日中、眠気を感じることが多い
  • 寝ても寝ても眠くて、どれだけでも眠れてしまう

睡眠障害というのは、大きく分けると3つに分類され
・不眠症
・過眠症
・睡眠時随伴症

があります。
この中で最も多いのが「不眠症」です。
また不眠症をさらに分類すると
・入眠障害
・途中覚醒
・早期覚醒
・熟眠障害

4つに分類できます。
厚生労働省のデータを見ていても、不眠症は国民病とされ、一般成人の30〜40%に何らかの不眠症状を有しており、女性に多いと書かれています。60歳以上になれば半数以上の方が悩まされているそうです。
その原因は、ストレス、精神疾患、アルコール、薬剤の副作用と多岐にわたるともあります。
睡眠薬に関しては一般成人の14人に1人は服用しているというデータがあり、年齢と共に服用率が上がります。
世界的に見ても主要先進国の中で日本は韓国と良い勝負で、ダントツに睡眠時間が短いワースト1位です。世界の平均より1時間以上短い睡眠時間です。
近年は脳や睡眠のメカニズムもずいぶん解明されてきました。
様々な要因がからみ、理想は最低でも7〜8時間の睡眠が必要だという認識がありますが、ショートスリーパーやロングスリーパーと言われるような時間だけに注目するのではなく、レムやノンレムといった「質」に注目をするようになってきています。
レムは脳が活発に働き、記憶の整理や定着を行う反面、体が最も安まる状態であるのに対して、ノンレムは大脳も休息していて、脳や肉体の疲労回復に重要な時間と言われています。レムとノンレムのリズムは平均約90分で、眠りの深いノンレムを60分以上続けて、眠りの浅いレムを10分以上続けて1つの眠りのサイクルとなってます。レムの時が目覚めるタイミングです。
そのサイクルをひと晩で数回繰り返すことが睡眠ということです。
さらに、ノンレムはN1〜N3と深さが3段階に分かれていて、最も深いN3にどれだけ近付けるかが睡眠の質ということになります。
違う角度から見ると、短時間の昼寝の後でもスッキリできるように、眠りに入った後にどれだけ早く深いノンレム状態になり、どれだけN3の深い状態までいけるかが重要だと言われています。
ちょっと専門的で難しい話になってきたので、これくらいにしますが、当サロンに通われている多くの方々は、来られる前よりよく眠れるようになったと言われる方が多いです。
睡眠導入剤が必要なくなる方が多いということでもあります。
最近は、半世紀以上研究を重ねた自然療法士睡眠のためだけにブレンドしたメディカルアロマをフランスから取り寄せて活用しております。
世界で一番厳しいオーガニック認証を通った安全なアロマです。
寝ている間だけ嗅覚を通して、脳に届けていただけば、睡眠の質がかなり向上するというものです。
実際に、認知症で夜中に目覚めて活動されるご主人の面倒をみるために、奥様も起きておられましたが、アロマを使うようになってから、ご主人が朝まで起きずに寝てくれるようになって、たいへん助かっているという嬉しい報告もいただきました。
アロマを使った睡眠療法に興味がある方は、ご連絡ください。
いろいろな要因がからまって睡眠障害を起こしますが、当サロン独自の施術や指導で、かなり改善がみられるのは間違いないと言えますので、睡眠で悩まれている方は、改善実績がたくさんある、ゆるやか堂にご相談ください。せめて薬を使わずに眠りたいですよね。

便秘もしくは下痢
  • 長年、便秘で困っている、もしくは便秘ぎみ
  • 慢性的に下痢が多い
  • 慢性的ではないが、下痢になることが多い
  • 便秘と下痢の両方を繰り返す傾向にある

消化器は生きていく上でたいへん重労働をおこなってくれています。食べた物を胃で細かくして、小腸で栄養分を吸収して、大腸で水分を吸収して、残った不要物を便として体の外に出してくれます。
小腸の長さは約6〜7mテニスコート1面分くらいの面積、大腸の長さは約1.5mテニスコート半分くらいの面積です。それくらいの規模で食事をした後は、消化活動をしてくれています。
腸が働くためにはエネルギー源である血液も必要になります。普段はエネルギーをたくさん必要とする脳に体の血液の60%以上を使用していますが、消化活動が始まると腸にたくさんの血液が必要になるため、脳を燃費走行に切り替えて、血液を腸に回して消化活動を優先します。これが理由で食後は眠くなるということです。
たいへんな重労働だと思いませんか?
また、腸は必要な栄養素を吸収しますが、同時に体にとって良くない物にもたくさん出会い、吸収してしまったりします
それが原因で、ウィルスや菌に犯されたり、病気の原因を作りやすくする側面もあります。こういう理由で消化器は「免疫の要(かなめ)」とも言われています。
腸が健康だと体を守ってくれますが、不健康だといろいろな病気の原因に直結してしまうということでもあります。
何を口から入れるのかが、とても大切だという証です。
もうひとつ大きな消化器の特徴は、胃を筆頭にストレスの影響を受けやすいということです。ストレスで胃が痛くなると言いますよね?
便秘を繰り返したり、下痢を繰り返したりも、もちろんなのですが、便秘と下痢の両方を繰り返す場合は、要注意です。
自律神経の乱れを筆頭に、消化器がいろいろなストレスにさらされている可能性があるということです。
原因がたくさんあるため、改善は難しいかもしれませんが、可能性をつぶしていきながら、少しでも改善を目指していくことが大切になります。
腸は副交感神経の命令で動き、交感神経の命令で止まりますので、便秘に関しては、温めたり、緊張を和らげることで副交感神経を働かせることが可能ですので、当サロンでほぐすことで、便秘が改善した例はたくさんあります。
あきらめずに、やれることをやっていきましょう。ご相談ください。

更年期障害
  • 更年期障害だと診断された、または自覚がある
  • のぼせや顔の火照りがある
  • 脈が早くなったり、動悸・息切れがする
  • やたら汗が出る
  • 血圧が上下して安定しない
  • 耳鳴りがひどくなった
  • 頭痛やめまいがすることが多くなった
  • 感情的になることが増えた
  • イライラが増えた
  • 不安になることが増えた
  • うつうつとする感じがある
  • 不眠になりがち
  • やる気がわいてこない
  • 肩こり、腰痛など体のいろいろな場所の痛みが増えた
  • 落ち込みやすくなった
  • 冷えがひどくなった
  • 疲れやすくなった

更年期障害の症状は、多岐にわたります。
基本的に「自律神経失調症」と同じ症状だと言われています。
代表的な症状はホットフラッシュといって「ほてり・のぼせ・発汗」です。
どちらも、症状がたくさんあって、原因の特定が難しく、対応策に悩むということは共通しています。
決定的に違うことは、女性ホルモン(エストロゲン)がゆらぎながら減少していくことで始まるということです。
年齢と共に、どうしても避けることのできない体の変化ですが、研究結果から女性ホルモンだけが原因ではないことも分かってきています。
ホルモンや加齢などの身体的要因、生きてきた経験や性格などの心理的要因、人間関係などの社会的要因がからみあって発症することが分かっています。
こういう理由で、更年期障害だからとあきらめてしまうのではなく、それぞれの症状に合った対処法はありますので、やれることをやりつつ、少しでも症状改善の努力をコツコツすることが大切になってきます。
もちろん、自律神経失調の場合も同じです。
また、更年期障害は女性だけに起こる症状ではなく、男性にも起こります
男性ホルモンが減少することで、いろいろな症状が起こります。
男性更年期障害はLOH症候群とも言われ、女性は比較的、急に現れるのに対して、男性は徐々に現れる傾向にあり、抑うつ、イライラ、不眠など精神症状が現れやすかったり、女性にはそれほどみられない、性機能的症状が出たりするのも特徴です。
こういう理由で男性の場合は、「うつ」と共通する部分が多く、判断が難しくなります
うつは精神症状が多く出るのに対して、更年期は身体的症状が多く出るため、判断基準のひとつになっています。
男性であっても、女性であっても、自律神経失調症と同じで、症状はあっても原因を特定することが難しく、数字など定量することも難しいため、日常生活の中で意識して、やれることをやっていくほか方法がないのが現状です。
ただ、実際に出ている症状に対して、できる対応をすることで、改善する例も当サロンでは、たくさん経験していますので、あきらめるのではなく、出来ることを一緒にやりながら、少しでも快適な生活を目指していきましょう。

認知症
  • 昔のことより直近のことほど、よく忘れる
  • これまで忘れる可能性の低かったものを忘れるようになってきた
  • 毎回のように、同じ内容の会話を繰り返す
  • 事実ではないのに何かを盗まれたと言い始める
  • 言葉が出にくくなった
  • 簡単な言葉でも理解できないことが増えてきた
  • 今まで出来ていた作業や、複雑な作業ができなくなってきた
  • 料理の味付けが変わってきた
  • 好きだったことをしなくなってきた
  • 周りから認知症じゃない?って言われる

認知症とひと言で言ってもたくさんの種類があり、「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビュー小体認知症」「前頭側頭型認知症」が代用的なものです。
その中でもアルツハイマー型が約70%と、一番多いので、認知症といえばアルツハイマー型をイメージされる場合が多いです。
そんなアルツハイマー型は「海馬(かいば)」という短期記憶をつかさどる脳の部分が萎縮してしまうもので、短期記憶系の障害がこのタイプには多く見られます。
レビュー小体型は側頭葉が萎縮して物忘れをしたり、側頭葉が萎縮することで幻覚を見たり、比較的パーキンソン病に似た症状が見られます。
その他は省略させていただきますが、調べるとたくさん出てきますので、興味がある場合は追及してみてください。ただ、症状が重なる場合が多いため、原因を特定することは難しくなってくると思います。
なぜならば、加齢だけが原因じゃない場合も多いからです。
最も多いアルツハイマー型への対処に特化してお話しますが、上記に書かせていただいた症状は、どれも初期症状です。
実は認知症とは20年以上かけて進行していくと言われていて、50歳を超えれば進行は始まっていて、いつ発症してもおかしくないと認識しておいていただきたいのです。
老化による物忘れと共通するため、気付きにくい部分はありますが、発症して重症化するとさまざまなことが起こります。
動き回る場合もあれば、寝たきりになる場合もあり、本人が元気であればあるほど、周りがたいへんになるケースが多くなります
ですから、ある程度の年齢になれば認知症は進みますが、発症しないまま人生を終えれることを目指すといったイメージです。
いつ発症するかは、誰にも分かりませんから…
若年性の認知症も多く、50歳にならなくても、もっと早くから進行が始まっているケースも多いということです。
若年性認知症の約半分はアルツハイマー型だと言われています。
こうした状況は、超高齢化社会の日本にはとても大きな課題であり、世界規模でも例外ではありません。長年、治療薬の研究がされてますが、現時点では有効な薬はまだ、世に出ておりません
そこで、最近、注目されているのが「海馬」に直接働きかけられる「嗅覚」を利用した研究です。
アロマオイルを使用して、直接、嗅覚から海馬を刺激することで、萎縮の進行を抑えていこうという試みです。
比較的、良い成績が出ていて、現在、最も期待されている認知症ケアの方法です。
当サロンも半世紀以上も研究され、認知症ケアのためだけにブレンドされたオーガニックで安全なメディカルアロマをフランスより仕入れて活用しております。
ポイントは交感神経と副交感神経を交互に刺激して、自律神経の働きを活発にしてあげるために、アロマを利用して海馬を刺激します。
認知症ケアは決して簡単ではありませんが、発症してからでは遅いので、少しでも若いうちから、出来ることをいろいろやっていかれることをオススメします。
そのうち、良い治療薬が完成すると嬉しいですね。
アロマ療法に興味がある方は、ご相談ください。

うつ病
  • 病院やクリニックでうつ病だと診断された
  • 自分でなんとなくうつだと感じる
  • 楽しみや喜びなどを感じれなくなってきた
  • 自分にとって良いことが起きているのに気分が晴れない
  • 気持ちが落ち込んで、なかなか上がれないでいる
  • 疲れやすく、日中などでもダルく、倦怠感がなかなか抜けない
  • 集中力が続かなくなってきた
  • いきなり不安になることが多くなってきた
  • 些細なことが気になるようになってきた
  • 感情をあまり感じない気がする
  • 生きている実感を感じれない時がある
  • 死にたいと思うことがある

精神症状的な部分に関して症状を書きましたが、身体的にもさまざまな症状があらわれます
そもそも…
「うつ」と「うつ病」は違います精神科心療内科などの専門家の中では、「状態としてのうつ」「病気としてのうつ」分けて考えて治療計画をされます。
違う表現をすると、うつ状態が長く続くとうつ病になるイメージです。
また病気としてのうつ病も分類分けされています。
・メランコリー型
・非定型型
・季節型
・産後うつ
・仮面うつ

などがあります。
さらに、今お話しているうつ病は「単極性うつ」の話で「双極性うつ」というものも存在します。
うつと躁を繰り返すのが双極性です。
「元気ない」と「元気いっぱい」を繰り返すイメージです。
そして、軽度〜中等度〜重度と分かれていて、抗うつ薬を処方するのは、一般的に中等度以上だと思っておいてください。
複雑でややこしいですよね。
私の父もコロナ禍で「プチうつ状態」になりました。おそらく本人は自覚していなかったでしょう。今は元に戻りましたが、明らかに今までにない行動や発言が急にあらわれた感じでした。
こうして、軽度の抑うつ状態の場合は、本人が気付きにくく、周りの者が注意してあげることも大切になってくるということです。
双極性の場合もそうですが、笑っていたり、元気があるので、まさか!と思うような場合でも、心の内を知られたくなかったりして元気に振る舞おうとしていたり、双極としてやけに元気良かったりするので、注意が必要です。
高齢になればなるほど、文化的に精神的な病気や、心の弱さは恥ずかしいことだという価値観があるので、自分が抑うつ状態にあったとしても、認めようとしなかったりします。
また、身近な人ほど、そういう状態を認めようとしなくて、診断が遅れるケースもあります。
見ないフリをして専門家に相談せずにうつ病になっている方を「潜在的うつ病」といい、日本でもかなりの人数がいると言われています。
厚生労働省のデータによると、生涯15人に1名の割合でうつ状態を経験しているとし、その中で1/4くらいしか受診をしていないと言われています。
日本ではメンタルケアの文化がまだまだ根付いていないので、言いにくかったり、言うことで周りの反応にストレスを感じることが多いのかもしれませんね
先進国の中での日本の若者の自殺率がダントツで多いのも、こういったうつ状態が最後の引き金になっていると私は個人的に考えています。
いろいろな意味で複雑で、根の深い課題だと思いますが、世界的に見ても避けては通れない課題だと思いますので、チャレンジしていければと考えています。
私はメンタルコーチングもやっておりますので、うつ病を診断された方にもトレーニングを行ってます。
そこで課題となってくるのが「抗うつ薬」です。理想だけでは現実はどうにもならず、薬に頼らないと危ない場合もあるので、薬を否定するつもりは、全くありません。ただ、依存をしてしまうことに危険を感じています
お医者さんによっても、考え方が違うので、最大限に薬を活かそうとされる先生もおられれば、可能な限り薬に頼らずに治療しようとされる先生もおられます。
実際に私のクライアントで、コーチングだけではなかなか改善と悪化の繰り返しで、大きな成果が出なかった方が、自分の意思で薬に頼らない医者を見つけて受診されました。
そして、相談をしながら薬を減らしていくことで、まるで別人になっていくように改善された経験があります。
やっていることは同じなのに、薬の量だけで、こんなにも変化するほど薬の威力は強いのか?と思い知らされました
もちろん、全ての方が同じだとは言いませんが、他のクライアントさんの例をお話すると…
あと2年で定年退職だというのに、うつ病を診断されて仕事に行けなくなられた方がおられました。だけど、なんとかして定年まで勤め上げたいという想いで相談を受けました。
そこで、メンタルコーチングを開始しましたが、進めていくうちに改善がみられ、薬を卒業できたあたりから急激に改善が進みました。そして、晴れて定年まで勤め上げることができたと報告いただきました。本当に嬉しかったです。
こういった私の経験からも言えることは、自分に起こっている現実を受け止め、どうしたいのか?を明確にして、コツコツやれることをやっていくことで、改善は可能だということを確信しています
なんとかしたいのに、なかなか出口が見えず、悩まれているなら、一度、ゆるやか堂にご相談ください。
整体施術とは別のコーチングプログラムにはなりますが、改善実績がいくつもございますので、絶対に大丈夫とまでは申し上げられませんが、一緒に解決できるよう全力でサポートさせていただくことは可能です。
一緒に、なんとかしましょう!

椎間板ヘルニア
  • 頚椎や腰椎の椎間板ヘルニアだと診断された
  • 腕や脚、お尻などがシビレて痛いことが多い、もしくは急に激痛で動けなくなった
  • 体を起こすとシビレや痛みは強くなり、横ななると症状がマシになる
  • 腕や脚に力が入らなくなってきた
  • 尿が出にくくなった気がする
  • なんだかいつもと少し違う辛い痛みが腕や脚に出てきた

「ヘルニア」とは「飛び出る」という意味です。ですから頸椎の椎間板が飛び出る(頸椎椎間板ヘルニア)、腰椎の椎間板が飛び出る(腰椎椎間板ヘルニア)、鼠径から腸が飛び出る(鼠径ヘルニア)ということです。
背骨の椎体というのは、本体は円柱の形をしていて、左右と後ろに羽根が伸びていて、積み木のように積み上がった円柱を羽根で固定しています。
その羽根の隙間が空洞になっていて、脊髄と言われる神経が通っています
またその太い脊髄の神経から、左右に枝が出て全身に神経を張り巡らせます。その枝もやっぱり羽根の隙間から出ていきます。
そして椎間板とは、積み木のように積み上がった椎体という骨のクッション材の役割をします。椎間板がないと骨がこすれてすり減ったり壊れたりしますよね。
ですから、骨は硬いのですが椎間板は、グミの中にゼリーが入っているような構造で、背骨のいろいろな方向からの圧を吸収して逃がしてくれます
そんなグミのような椎間板が負担を受けてつぶされてしまうと、中のゼリーが外に飛び出してしまいます。すると、神経に当たってしまい、神経の担当している体の部分で、シビレや痛みを感じてしまうのが、頚椎や腰椎の椎間板ヘルニアということです。
椎間板がつぶれてしまうほどの圧を受ける理由は、日常生活にいろいろあり、立ち仕事、座り仕事、力仕事など、長時間背骨に負荷がかかる姿勢をとっていると起こりやすくなりますし、シンプルに猫背や反り腰など、姿勢が悪くて、背骨の生理湾曲(S字カーブ)がくずれている人も、椎間板をつぶしやすいです。また、年齢と共に骨が弱くなったり、変形したりしてきますので、結果的に椎間板への負担が増え、飛び出る場合もあります。
胸椎<頸椎<腰椎の順番で多くなります
背骨や骨格の構造上、負担の大きくかかる部分ほど起こりやすいということです。
最も負担が大きいのが腰椎の一番下5番目と、仙椎の一番上1番目の間の椎間板です。
ちなみに私も今説明したL5-S1という椎間板でヘルニアを起こしました。
椎間板は丸いため、飛び出る方向もいろいろです。真後ろに飛び出れば、太い脊髄の本幹に当たるので、両腕や両脚にシビレや痛みの症状が出ますが、ほとんどの場合が、左か右に飛び出します。ですから、片腕や片脚にシビレや痛みを感じる場合が多いです。
ちなみに私は左に飛び出たので、左脚全体がツッた状態になり、激痛で動けなくなりました。
痛みを和らげるために「神経根ブロック注射」といって、イタズラされている神経に直接「麻酔注射」を打って、痛みを和らげつつ回復を待つ方法があるのですが、私の場合は、余計に痛くなり逆効果でした。
ずっと痛いということは基本的にありませんので、安静にすることが基本なのですが、ヘルニアがひどいと、手術をして椎間板が当たらないようにしてあげる必要があります
手術をしなくて良いように日常から、椎間板に過度の負担をかけないような体の使い方が大切になります。手術は最終手段だと思っておいてくださいね。
40歳をこえると背骨のどこかしらが、ヘルニアになっていると言われています。
椎間板が飛び出たら必ず激痛で動けなくなるというわけではなく、少しだけ飛び出ていて神経には当たってなかったり、神経には当たっていても、少しずつゆっくり飛び出ていった場合は大丈夫な場合もあります
急に飛び出て、急に神経に当たるのが、すごく痛くて、重症になりやすいです。
私がそうだったように…
椎間板ヘルニアと診断された方を、当サロンでも本当にたくさん診てきました
たいていの場合が痛みがあるから、当サロンに来られますが、約90%の方が施術を繰り返すことで改善され、痛みから卒業されます。約10%の方が手術が必要な方です。
こういった当サロンの経験から、手術をしてようが、してなかろうが、椎間板ヘルニアと診断をうけてようが、施術を繰り返せば痛みから卒業できることを証明しております。
もし…椎間板ヘルニアを診断されていて、手術を受けたくない方は、ゆるやか堂にご相談ください。私がこの技術で改善したように、一緒に改善を目指してヘルニアを乗り越えていきましょう!

坐骨神経痛
  • 坐骨神経痛だと診断された
  • お尻から脚にかけてシビレを感じたり、痛いことが多い
  • 長く座っていると痛みが出て辛い
  • 長く経っていると痛みが出て辛い

坐骨神経という神経はイラストにあるように、お尻の真ん中を走る太い神経です。
坐骨のすぐ近くを通って脚に向かうので、そう呼ばれています。
この坐骨神経にイタズラをすることでお尻や脚にシビレや痛みが出ることを坐骨神経痛といいます
あわせて「お尻周辺の痛み」の項目も参照ください。
一般的な原因は「腰椎椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎すべり症」「梨状筋症候群」「仙腸関節炎」などと言われています。
言い方を変えると、今、書いたような症状と同時に起こっているというイメージです。
ただ実際は、始まりは上に書いたような原因から症状が始まっていても、梨状筋をはじめ、坐骨神経周辺の筋肉の緊張を和らげることで、ほとんどの場合が症状が改善します
施術の回数は、原因となっている症状や、年齢、重症度によって個人差はありますが、約90%の方が当サロンでは良くなられていますので、坐骨神経痛と診断されて、なかなか改善せず困られている方は、ゆるやか堂にお越しください。楽になっていただきます。

脊柱管狭窄症
  • 脊柱管狭窄症だと診断された
  • 歩くと痛みやシビレを感じるが、止まって休むと楽になり、また歩ける(間欠性跛行)
  • 背中を反らす体勢が痛くて辛い
  • かがんだり、座ると楽になることが多い

脊柱管とは神経が通っている管のことです。
脊柱管に関係する説明は「椎間板ヘルニア」の項目でも説明していますので、参照ください。
脊髄という太い本幹の神経が通っているところや、本幹から左右に出る神経が通っているところが狭くなるわけですから、原因はいろいろ考えられます。
既に説明している「椎間板ヘルニア」でも通り道は狭くなりますし、これから説明する「脊椎すべり症」でも狭くなります。
その他、「脊椎分離症」「脊椎圧迫骨折」でも可能性はあります。
また、背骨への負担が長年続くと、背骨を固定している靭帯が腫れ上がってきて、固まって通り道を狭くすることも、よくあります
加齢と共に、靭帯で同じことが起こりますし、骨粗鬆症など、骨の変形も原因のひとつになります。
こうして、様々な原因で起こる脊柱管狭窄症ですが、重症になると手術で通り道を広げてあげる必要があります。
そうならないためにも…
老化現象的な要素がかなり大きいのは間違いありませんが、若い頃からの体の使い方や、背骨への負担の蓄積も、狭窄症を早める大きな要因になりますので、日常こそが大切だということを再確認しましょう。
背骨の角度を調整してあげることで、改善するケースもたくさんありますので、手術が必要になる前に、ご相談ください。
個人差はもちろんありますが、多くの改善実績がございます。

脊椎すべり症
  • 脊椎すべり症だと診断された
  • 歩くと痛みやシビレを感じるが、止まって休むと楽になり、また歩ける(間欠性跛行)
  • 立っていると、腰や脚に、痛みやシビレが出て辛くなることが多い

脊椎すべり症は、読んで字のごとく、脊椎(椎体)がすべってズレることで、脊柱管狭窄症と同じように神経の通り道が狭くなって、狭窄症と同じような症状が出ます
原因は、ハッキリとは解明されていませんが、大きく2つ考えられています。
1つ目は、加齢による椎間板の変化が起こす「変性すべり症」。2つ目は、子どもの頃に激しいスポーツなどで疲労骨折して骨が分離したことが起こす「分離すべり症」です。
次に説明する「脊椎分離症」とも共通する部分でもあります。
違う表現をすると、背骨(椎体)の固定が弱くなってズレてしまう状態です。
原因はともあれ、すべりが小さい場合はまだマシなのですが、ズレが大きくなると神経への圧迫の影響が大きくなり、手術をしてズレを修正して、ボルトなどで固定しないと、動けなくなります。
万が一、すべったとしても、生活できる範囲で留めておくために、骨を支えるための筋力強化や、負担を減らすためのケアをすることで、手術を避けることは可能です。
そうなる前に、ご相談ください。
なんとか、手術は避けられるよう、一緒に頑張りましょう!

脊椎分離症
  • 脊椎分離症だと診断された

脊椎分離症は、骨が分離して離れてしまっていることで、背骨を固定している強度が弱くなり、場合によっては「脊椎すべり症」になったり、「脊柱管狭窄症」になってしまう危険性のある状態をいいます。
原因は諸説あり、生後、成長とともにくっ付いていくはずの骨が一部、くっ付かずに離れたまま大人になってしまうケースもありますが、ほとんどの場合が、幼少期〜中学生くらいまでの間の骨が成長して固くなる前に、スポーツなどで過度の負担を繰り返しかけることで、疲労骨折が起こり、そのまま骨が固まって分離したままになるという「疲労骨折説」が有力だとされています。
既に説明した「脊椎すべり症」や「脊柱管狭窄症」と共通する状態でもありますので、弱くなっている背骨を筋力強化で支えてあげたり、姿勢など背骨の角度の調整で、少しでも負担を減らしてげることで、すべることを防ぎ、手術をしなくて良いように守っていくことが大切になります。
神経にイタズラさえしなければ、骨が分離していても、日常生活に支障は出ません。
症状はなくても、レントゲンを撮った時などに見つかることが多く、自分が分離していることを知ったなら、守っていくことを意識して体を使ってあげてくださいね。
分からないことなどあれば、ご相談ください。守るめてに出来ることはさせていただきますし、セルフケアなども伝えさせていただきます。

脊椎圧迫骨折
  • 脊椎圧迫骨折だと診断された

背骨の本体「椎体」は円柱の形をしています。椎間板というクッションに守られながら積み木よように積み重なって、背骨を形成しています。
骨ですから、固いのですが、実は椎体の中身は「繊維質のような構造」になっていて、外側の骨に比べると少し弱い成分でつぶれやすいのです。
そんな椎体に強い負荷がかかって、つぶれてしまうことを脊椎圧迫骨折といいます。
背骨の中で一番負荷が高いのが腰椎の5番目周辺です。背骨のカーブが急激に曲がることに加えて一番下の土台となっている部分だからです。
しかし、圧迫骨折が多い部分は、胸椎の下…11番や12番だったりします。腰椎の1番目の場合もあります。ようは、胸椎と腰椎の移行部分ということです。
理由は、負荷が大きい腰椎といえども、サイズも大きいですし、上下の関節で強固に固定されていて、あまり捻れない構造になっています。
一方、胸椎も肋骨がくっ付いていて固定されているので、あまり捻れません
ただ、胸椎の下の方は肋軟骨といって、普通の骨より少し柔らかい成分で出来ているため、動きやすいのです。
こういう理由で、日常の様々な動きの中で、一番よく動いている背骨は、実は胸椎、腰椎の移行部分なのです。
そこが最もつぶれやすいということです。
ちょっと説明が長くなってしまいましたが、スポーツや事故などで、極端な負荷がかかって骨折する場合も、少なからずありますが、ほとんどの場合が、加齢と共に骨が弱くなり、筋力も弱り、姿勢も悪くなることで、背骨への負担が蓄積し、やがて限界をむかえて押しつぶされるのです。
「骨粗鬆症」の進行具合が「脊椎圧迫骨折」に直結していると言っても過言ではありません。
加齢と共に、どうしても仕方のないことなのですが、背骨の骨折の場合はよほどのことがない限り、手術はせず「リブバンド」というベルトで固定しながら、骨がくっ付いたり、痛みが落ち着くのを待つだけです。
背骨ですから、かなり痛く、日常生活にも支障が出ます。
できることなら防ぎたいですよね。
そうならないために、背骨への負担を少しでも減らしたり、筋力を維持してあげたりと、出来ることはいろいろありますので、頑張りましょう!
当サロンでも、骨折された方は多く診てきましたが、痛みを和らげることは施術で可能です。
くっ付いたり、安定するまでの期間は、かなり個人差はありますが、痛いのは辛いので、痛みを和らげるためにお越しください。

パーキンソン病
  • じっとしている時に手足が震えてしまう
  • 体が硬くなってきて体を動かしにくい感覚がある
  • 今までよりも動きが遅くなり、細かなことが出来なくなってきた
  • 見た目に猫背になってきて、歩く時に足が出にくくなった
  • 話し方に抑揚がなく、声が小さくなってきた
  • 表情や感情の起伏が少なくなってきた

パーキンソン病は50歳以降に発症することが多く、年齢と共に確率は上がっていきます約1000人に1〜2人の割合で発症しているそうですが、65歳をこえると約100人に1人の割合まで上がっていきます。
脳の黒質という部分で、神経伝達物質のドーパミンが減少することで発症することはわかっていますが、なぜ?ドーパミンが減少するのかは解明されていません
パーキンソン病の確定診断をする際に、「運動症状」「非運動症状」の2つの指標があり、特に運動症状が判断基準になることが多いため、上記は運動症状を中心に書かせていただきました。
パーキンソン病の特徴的な症状がイラストに書いてます。
すごく特徴的な症状を示しますので、他人から見ていて比較的分かりやすいかもしれません。
しかし、分かったとしても治療は簡単ではなく、「難病指定」されているくらいです。
もし、身近でパーキンソン病を診断されたり、疑われる場合は、ご本人が少しでも楽になられるよう、当サロンにお越しください。
もちろん、お医者さんに相談しながら少しでも改善を目指しますが、体が固まってきたり、体の姿勢が崩れたり、動きが悪くなったりしてきますので、対処療法にはなってしまいますが、体が固くなることで起こる痛みや症状は改善することが可能ですので、ゆるやか堂にご相談ください。

パニック障害
  • パニック障害だと診断された
  • 特別原因もないはずなのに、突然パニック状態になったことがある
  • 特別原因がないはずなのに、突然、動悸・呼吸困難・めまいなどを感じたことがある
  • エレベーターや電車、バスなど、特定の環境にいると、急に息苦しく感じたことがある
  • 意味もないのに、急にソワソワしてしまうことがある
  • 上記のような経験があったことで、また同じようなことが起こったらどうしよう?と不安に感じてしまう

パニック発作の割合は、世界的にみても研究によってバラツキはあるものの、生涯で1回だけ発作を起こす人の割合は、9人に1人と言われていて、その中の1/4から1/3の方が、発作を繰り返し、パニック障害になっていくというデータがありますので、決して少ない人数とは言い切れません。
上記の症状はほんの一部ですので、一度でも発作を経験したことのある方は、ネットで調べてチェックシートを確認したり、専門家に相談されることをオススメします。
重症化するとうつ病になられるケースも少なくないので、あまり軽く考えないようにご注意ください。
とはいえ、心配はいりません。
メンタルコーチングでパニック障害を長年患っていた方が、トレーニングをしていくうちにかなり改善された経験があります
はじめはエレベーター、電車、バス、タクシー、特定の狭い部屋などで発作が起こったり、起こらなくても息苦しくなったり、行動範囲がかなり制限され困っておられました。
しかし、コーチングを進めていく中で、ひとつひとつ克服していかれました。
ほぼ全ての場所で息苦しくなくなり、自信がもてるようになられました
本当に良かったですよね。
生活制限は辛いですよね。症状的にも恐くて、不安になりますし。
もし、パニック障害で困っておられる方がおられたら、整体施術とは違う別のコーチングプログラムになりますが、改善実績があるゆるやか堂にご相談ください。
少しでも楽で楽しい生活にしていきましょう!

妊婦さんの体の痛み
  • 腰が痛い
  • 背中のあちこち、もしくは部分的に痛い
  • 股関節あたりが痛くて歩きにくい
  • 肩や首がこって辛い
  • こむら返りなど、脚がつる
  • 節々など、とにかくあちこちが痛い

妊娠中に起こる体の不調には、さざまなものがあります。
ホルモンバランスなど、内科的な部分が原因で起こる不調や、メンタル的な要素がある場合は、出産のために診ていただいてる先生に相談するか、まずは「産婦人科」に相談して、対処していってください。
ただ、上記に書いたような肉体的な構造からくる痛みは、整体など外からアプローチした方が早い場合が多いです。
お腹の中で子どもが成長していくと共に、背骨が押されて「S字カーブ」が崩れてきたり、重いお腹を支えるために背骨を反らそうとして筋肉が悲鳴をあげたり、出産に備えて骨盤の関節(恥骨結合、仙腸関節)などがゆるんできて、様々な痛みを出したり、だんだん体の環境が変わっていきます。
最も多いのが、背中全般(肩首こり、背部痛、腰痛、股関節周りの痛み)に関わる筋肉が悲鳴をあげた痛みです。
妊娠のステージによって、施術のやり方を変えながら、子どもに刺激を与えないように進めつつ、骨格のゆがみを矯正したり、悲鳴をあげている筋肉を和らげてあげることで、ほとんどの痛みは改善します
日々、変化していく体の状態に合わせて、適切な施術を選択することが大切になります。
多くの妊婦さんを診させていただきましたが、問題になったことは一度もございませんし、当サロンの施術とセルフケアで「逆子」が元に戻った事例もあります。
自分で骨盤のゆがみを簡単に修正する方法、腰痛を自分で和らげる方法など、状態に合わせて、セルフケアもお伝えしていますので、妊娠中の痛みで困った場合は、ご相談ください。
妊娠は心や体に、どうしてもストレスがかかってしまいます。せめて、体の痛みからくるストレスを、少しでも減らすお手伝いをさせていただきます!

1ヶ月以上続く慢性的な痛み

腰痛が1ヶ月以上続いている

  • 首こり、肩こりが1ヶ月以上続いている
  • 膝痛が1ヶ月以上続いている
  • シビレが1ヶ月以上続いている
  • 今までにない痛みが1ヶ月以上続いている
  • 症状の種類に関わらず、長く不調が続いて辛い

「慢性疼痛(まんせいとうつう)」という言葉があり、捉え方の違いなどありますが、簡単にひと言で表現すると、「治癒に要すると予測される時間を超えて持続する痛み」のことです。一般的には3ヶ月以上続く場合に、そう言われます。
ガンや心臓疾患など、様々な病気の治療後に起こる場合も含めて大きく定義されています。
「痛み」は専門用語で言うと「疼痛(とうつう)」となります。疼痛の定義は、本人が痛みを訴えれば、それはもう「痛み」です。原因が分からない場合も多いですし、情動(メンタル)からくるケースもあるので、それら心や体の状態全てを含めて「疼痛」と定義しています。痛みって複雑ですよね。
そういったいろいろな背景や事情がある中で、今回、書かせていただいたのは当サロンの経験からくる慢性痛を書かせていただきました。
肉体には自然治癒力というものが備わっていますので、ほとんどの痛み(急性痛)は、ひと晩寝たり、数日休むと治癒するようにできています
それがもし…1週間…2週間と続いて治癒しないのであれば、体が治癒させようと頑張ってくれいている以上に、負担が勝っていて「イタチごっこ」のように、なかなか改善しない場合が多いということになります。
病院や治療院、整骨院、整体院、マッサージなどに行って、その時は楽になるけれど、日常に戻るとまた痛くなるというケースがほとんどです。
こうなれば脳や体の習慣の問題になってきます。
治すのが勝つか?壊すのが勝つか?みたいなイメージです。
こういう理由で痛みが1ヶ月以上続く場合は、体の根本的な習慣から改善していかないと、なかなか完全に治癒するのは難しくなるというお話です。
1ヶ月も待たずに2週間以上続いたなら、早めに対応して根本的な原因を解決していくことをオススメします。
痛い時間が長く続けば続くほど、治癒にも時間がかかってしまうため、早めの対応をススメさせていただいてます。
体の習慣を変えていくわけですから、二人三脚で根本的な改善を目指します
ついつい…我慢できる範囲なら様子を見がちですが、結果的に多くの時間とお金を費やされているケースをたくさん見てきました
トラブルに関しては早めの対応が良いように、体のトラブルも同じことだと痛感しております。
1ヶ月以上はもちろん!2週間以上、痛みや不調が続く場合は、ゆるやか堂にご相談ください。

体の悩み以外、様々な角度から「人生をすこやか」にしていくための情報サイト